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智side
雅紀が和を抱き締めてる
雅紀へのサプライズケーキは大成功だな♪
俺達はそれぞれ和の居ない誕生日を何回か迎えた
君が居ることが当たり前の日常だった
でも君は…
五十嵐家を出て『二宮和也』になる決心をした
ずっと家族で…兄弟で…ずっと五人で居たいと思ってた
君が今どんな気持ちなのかわからない
でも俺は…いや…たぶん雅紀も君の事…
ずっと五十嵐家の家族だと思ってる
可愛い可愛い弟達
翔「ほらっ！次は主役交代！」
和に抱きつく雅紀を引き剥がす翔(笑)
雅「あっ…和〜っ！」
和を取られた雅紀が取り戻そうと手を伸ばすけど
ﾊﾟｼｯ
その手を翔に軽くはたかれて
雅「俺、今日誕生日〜」
翔「今からクリスマスですっ！」
どうやらこの時間をもって雅紀の誕生日は終わったようだ(笑)
卓上のクリスマスツリーをテーブルに置いた潤
潤「悪いな涼介…ウチではこれが日常茶飯事だから(笑)」
涼介君にそう伝え苦笑いを見せる
涼「和先生争奪戦？」
潤「そっ♪和はウチのアイドルだからな(笑)」
☆〜☆〜☆〜☆
涼介side
ますます深まる五十嵐家と和先生の繋がり
でも目の前のツリーを見ればたちまち童心にかえる
チカチカ☆チカチカ☆
色とりどりの電飾が不規則に点滅する
ずっと見てられそう♪
涼「ﾌﾌｯ♪」
和「merryXmas♪」
そう言いながら俺の目の前にケーキを持った和先生が立つ
涼「えっ？」
和「涼介君苺好きって言ってたから、Xmasケーキはショートケーキにしたんだ♪見た目は雅紀さんのケーキ同様…ちょっと…あれだけど(笑)気持ちは沢山詰めたつもりだから…ね？」と智さんの方を見る
智「ﾌﾌｯ♪味はソコソコいけるはず(笑)」
和先生と智さんを見て…目の前のケーキを見つめる
こんな俺の為に…
涼「…ありがとうございます」
ちょっと目頭が熱くなる
潤「切り分けてやるから食べてみな♪」
五十嵐先生がケーキを切り分けてくれる
切り分けられたケーキをジーと見つめていたら
和「ﾌﾌｯ♪見てるだけじゃ味わからないよ♪ほら、あ〜ん♪」
自分の分のケーキをフォークに刺し俺の口元に突き出す和先生
あ〜ん…って…えっ？////
ニコニコ顔の和先生
和「食べてみてよ♪」
その言葉に条件反射で口を開けば
俺の口の中で甘酸っぱい苺の味が広がる
和「どう？」
涼「…凄く美味しい♪」
和「ﾌﾌｯ♪良かった♪」
雅「あ〜！狡い！和っ！俺にもあ〜んしてよ〜」
雅紀さんが和先生の前で口を開けてる(笑)
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作者名：arashiwistomo | 作成日時：2020年6月14日 22時
