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潤side
ウロウロ…ウロウロ…
和が涼介君を迎えに出てから鬱陶しい
潤「…翔兄…邪魔」
翔「…あ…悪い」
潤「そんなに和が心配なら一緒に涼介迎えに行けば良かったじゃん(苦笑)」
翔「…何度か顔を合わせた事はあるけど…気まずいだろ…？」
まぁ…コミュ障だからな涼介、急に翔兄が来たら…うん…固まるな(笑)
ソファーの横に置かれた二人の荷物
潤「それにしても…荷物多いな(笑)」
翔「ほぼ和のだよ」
持って来たのは翔兄だけどな(笑)
潤「しかしよくクリスマスパーティー来る気になったね♪絶対和と過ごすって言うかと思ってた」
翔「…本当は二人で過ごすつもりでプラン立てようと思ってたよ…でもさ、和から頼まれたら…断れないだろ…まぁ、おかげで俺のお願いも聞いてもらえたし♪」
翔兄のお願い？
あ〜……どんなお願いしたかはそのしまりのない顔を見たらわかったわ…
潤「…変態…」
翔「あ？」
潤「…何でもないよ…」
翔「そろそろ帰って来るかな？事故とか合ってないよな……襲われてないよな…」
襲われる？誰に？
潤「…涼介に？」
翔「…ぅん」
えっ？涼介…和の事？
そう言われてみたら…心当たりはいくつかある
和と話す涼介は凄く幸せそうな顔をする
和の横顔を何度もチラチラ見て頬を赤らめてた時もあった
和の話をすると目を輝かせて聞いていた
潤「…マジか」
迎えに行っただけとはいえ、今二人はちょっとしたデートみたいな時間を過ごしてる
だからそんなに落ち着かないのか翔兄
俺の目の前をソワソワしながらうろつく翔兄
潤「翔兄は和の恋人なんだから、もっとどっしり構えておけばいいんだよ！もう…シャキッとしろよ！」
ちょっと強めに背中を叩けば
翔「！痛ｯて〜！！」
翔兄の声が響くリビング
☆〜☆〜☆〜☆
涼介side
隣に和先生が居る
今…和先生とイルミネーションが輝く道を歩いてる
服装が違うだけで何時もの和先生と雰囲気が変わる
何時もより幼くなるな…
ちょっと甘い匂いを纏う和先生
涼「ﾌﾌｯ…♪」
急に笑った俺を不思議そうに見て小首を傾げて聞いてくる
和「どうしたの？」
年上なのに…可愛いって思ってしまうのは、俺が和先生の事…大好きだから仕方がない
涼「ううん…何でもないです♪ただパーティー楽しみだなって♪」
和「ﾌﾌｯ♪期待しててね♪」
そう笑うと目の前に見えてきた小学校を見て目を細めた和先生
和「俺と潤君の母校です♪」
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作者名：arashiwistomo | 作成日時：2020年6月14日 22時
