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潤side
ひょんな事で和からヒントをもらった
あれから１週間
今、俺は一年前に独立をした先輩と会ってきたところ
いろいろ話して、俺の創りたい病院の原型が見えてきた
早速和に連絡をとる
潤「もしもし♪和？」
和『潤君？どうしたの？』
潤「今日さ、ウチに来ない？」
和『…でも、最近行き過ぎかな？って…』
潤「何遠慮してんの？五十嵐の家は和の家でもあるんだから、遠慮なんてしなくていいんだよ！(笑)」
和『…でも…』
潤「あのね…和…俺達は和が五十嵐家に来てくれる事…凄く嬉しいの♪まー君見てたらわかるでしょ？(笑)いつもの10倍うるさいからね！(苦笑)」
和は言わないけど…俺達に負い目を感じてる
俺達に何も言わず五十嵐家を去った事…
五十嵐より二宮を名乗ると決めた事…
俺達はそんな事…もう気にしてないってわかってるはずなのに…
潤「それに和に報告したい事もあるし！夕方病院に来て♪一緒に帰ろう♪」
和『…報告？』
潤「そう！凄く大事な事だから、絶対来て！」
和『…わかった…』
潤「じゃあ、後でね♪」
和との電話を切り大兄に連絡する
智『えっ？和来るの？…夕飯はハンバーグにしようかな♪』
めちゃくちゃ嬉しそうだな(苦笑)
夕方
ｶﾁｬ
和「潤君？」
静かに開いたドア
ひょっこり顔を出したのは和(笑)
潤「あはは♪何？どうした？」
あんまり可愛くて…思わず笑っちゃったよ(笑)
和「まだ仕事中かな？って思ったから…」
潤「もう終わる♪ちょっと待ってて♪」
ここ２ヶ月
こうやって和と並んで帰る事が多くなった
昔はよく一緒に帰った帰り道
潤「久しぶりにあのプリン買ってかない？」
小学生の頃、良く行ったお店に入る
和「久しぶりにこの路地入った♪まだあったんだね…このお店♪」
潤「この店なくなったらまー君泣くよ(笑)」
和「あはは♪」
プリンを手に五十嵐家へ
ガチャ！
潤「ただいま〜(*^O^*)」
智「お帰り！潤♪和！♪」
待ってましたとばかりに飛び出して来た大兄
和をギューっと抱きしめて
智「今日はハンバーグだからね♪」
いやいや…和が来る日は大抵ハンバーグじゃん…
和「智さんの作るハンバーグ、美味しいから大好き♪」
智「ﾌﾌｯ…さっ！入って入って♪手を洗って来てね♪」
潤「もう、大人なんだけど…」
智「俺にとっては、いつまで経っても弟だからね(笑)」
そう言ってキッチンに戻った大兄…
笑顔が少し寂しそうなのは…
『智さん』…他人行儀な和の呼び方のせい
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作者名：arashiwistomo | 作成日時：2020年6月14日 22時
