・〜赤色◆&黄色☆ ページ46
翔side
夢でも見てるよう
台所にはニノ
和『翔ちゃん、料理なんてほとんどしないでしょ？日持ちしそうなの何品か作ってあげるよ』
料理を手際よくするニノの後ろ姿に見惚れる
やっぱり、料理する役とかやってるから
沢山勉強したんだろうな
料理できるようになってる(笑)
っていうか…
このシチュエーション…新婚さんみたいで…
すげぇ〜幸せなんだけど♪
ニノの後ろ姿とか…ずっと見てられるし…
まぁ〜感染予防で二人ともマスクしてるっていうのが…ちょっと違和感あるけど(笑)
どれくらいニノの後ろ姿を見ていたんだろう
和「翔ちゃ〜ん！ちょっと来て♪」
ニノに呼ばれた
急いでニノの隣に行けば
翔「凄っ！コレ全部ニノが作ったの？」
和「ﾌﾌｯ♪俺しか居ないんだからそうでしょ？(笑)」
翔「だよね…」
和「カレーは小分けパックに三食分あるから冷凍庫に入れて♪あっ、日持ちするようにジャガイモは入れてないからね♪野菜炒めは今日、明日で食べて、あと牛丼の具…コレいっぱい作ったから冷凍してね♪」
説明してるニノの横顔も綺麗で…
和「ご飯くらい炊けるよね？」
ふと見上げられたら
その上目遣いにヤられる
ニノの体を引き寄せ抱き締める
和「ち、ちょっと翔ちゃん？！」
翔「ありがとう…いろいろありがとね」
和「…どういたしまして」
俺の背中をポンポンって優しくなでるニノの手
体を離せば
和「翔ちゃん…ちょっと顔赤くない？また熱出てきたんじゃ…ちょっとソファーに行こう！」
ニノが手を差し出してくれる
その手に自分の手を重ねる
ニノの小さい丸い手
プニプニしててハンバーグみたいな手
そういえば俺、昔からニノの手好きだったな
ソファーに座れば
和「はい！体温計」
手を離したくなくて
翔「ニノが挟んで♪」
和「え？…珍しく甘えん坊(笑)」
そんな事を言いながらもちゃんと体温計を脇に挟んでくれる
和「俺が両利きで良かったね(笑)」
翔「…ニノ…」
和「ん？」
翔「ニノと智君って…付き合い始めたとか？」
和「へ？」
翔「前…二人で手を繋いで歩いてんの見かけてさ…」
和「あ〜(苦笑)あれは違う違う(笑)」
勇気を出して聞いたら
ニノは事の成り行きを話してくれて
またもや俺の早とちり
体温計を見てるニノ
和「熱はないね♪」
いつもの笑顔を向けてくれる
繋がれたままの手
♪１人じゃないさ手つなごぉ
時にはそれだけでいい
今はもうすべて受け止めて
ありのまま
君のままいてほしい
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作者名：arashiwistomo | 作成日時：2019年8月9日 23時
