君の手〜緑色＊&紫色§ ページ41
潤side
最近思うように物事が進まない…
俺達のラストyear…
北京公演から始まり年末まで走り抜けるはずだったのに
北京公演の中止
全国各地で開催予定だった展覧会の中止
オリンピックの延期
アラフェスの延期
その他もろもろ…
いろいろ考えていた企画が総倒れ…
ファンに感謝をといろいろ詰め込んだ１年にしようと準備していたのに…
潤「はぁ〜〜」
思わず漏れた大きなため息
雅「どうしたの？潤…珍しく大きなため息ついちゃって…」
潤「…ぁ…ごめん…いろいろ考えてたらつい…」
雅「…」
潤「何で今年なんだよ…って…ラストyearの大事な年に…ウイルスなんかに邪魔されるなんて…想定外だな〜」
雅「潤…寝る間も惜しんでいろいろ考えて準備してたもんね…」
潤「他にも発表してないサプライズもあったんだ…早くファンの皆と騒げる日がくればいいけど…現状は厳しいよ…」
雅紀が俺の隣に腰かける
そっと雅紀が俺の手を握る
雅「…何か代わりになる企画…俺も一緒に考えるよ♪」
ﾌﾌｯ♪って俺の隣…
微笑む君がいる…
─────────────────────
雅side
潤の気持ち…痛いほどわかる
だって…俺は頑張ってる潤を毎日見てきたから…
北京公演もやっと実現できるって
凄く張り切っていたし
オリンピックに向けていろんなアスリートと親交も深めてきた
アラフェスだって
五人でリクエスト曲を選別してさ…
俺だって…楽しみにしてたから…
潤だけじゃなく…メンバー全員がファンの為に…って沢山考えてさ…もうすぐ形になるってところで、こんな事態…誰も想像できないよ…
潤はコンサートの構成から演出まで全て担ってるから…俺達以上に悔しいと思う…
そんな潤の落胆ぶりに…
俺は今、潤に何をしてあげられるんだろ？
潤はこう見えて寂しがりやでいじっぱりだから…
とりあえず今すぐにでも俺にできる事…
潤の隣に座り
潤の手を握る
ﾌﾌｯ♪
手つなごぉ♪言葉より繋がる瞬間
変な慰めの言葉より
これが一番な気がしたんだ
雅「…何か代わりになる企画…俺も一緒に考えるよ♪」
そんなたわいもない言葉しか出て来なかったけど
潤「ﾌﾌｯ♪雅紀…ありがとう♪」
ほらね…言葉より大切なもの…あるよね♪
手を繋いだまま、二人で話す
潤「インスタとか使って…何かないかな〜」
雅「オンラインでワクワク学校復活とか？」
潤「………それ…いいかもっ！」
オンラインワクワク学校開校が決まった瞬間♪
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 7人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：arashiwistomo | 作成日時：2019年8月9日 23時
