俺と君〜すれ違いlovers〜 命懸けの決意〜青色# ページ18
智side
あれから数年が経った…
俺達ももう30代後半…
歌もダンスも大好きだけど
やっぱり年には勝てなくて…
最近はちょっとしんどいなぁ〜って…
ツアーをする度思ってた…
俺にいたっては…もう何十年も前から嵐を辞めたいって思ってたんだけど…
そこはね…
やっぱり、大好きな人が嵐ってグループを大事にしてるし…
俺も大好きな人の側に、少しでも長く一緒に居たいって思ったからさ…
頑張ったよ…
うん…頑張った…
でも、やっぱり限界は来るわけで…
今…事務所のお偉いさんの部屋の前…
ずっと抱いていた思いを伝える為に、その扉を叩く
中に入れば、マネージャーと社長…
社「どうした♪おーちゃん？話をしたいって？」
フランクだな(笑)
智「あの…俺……嵐を辞めたいって…ずっと思ってて…最近は年齢の事もあってダンスとかキツいなって…アイドルって年でもなくなってきたし…」
社「you、ずっと辞めたいって言ってたもんね(笑)」
覚えてた！(笑)
智「…他のメンバーは続けたいって思っているなら4人で嵐を続けてもらって…俺は脱退って形でもいいんで…」
マ「…それは退所したいって事？」
智「…俺の我が儘で抜けるんだから…それも視野にいれてます」
社「…理由は？」
智「…ちょっと自由になりたい…普通の暮らしをしてみたいって…思って…」
社「…なら、休止でいいじゃん♪」
智「えっ？でも…いつまでも待たせるのは…それに戻るかもわからないし…」
社「…そう？じゃあ五人で話し合いなさい♪結果だけ教えて♪」
軽っ？
あなた社長だよね？軽いだろ〜(T.T)
智「…はい…わかりました…失礼します」
俺……結構緊張してたんだけど…
それなりに重い話題だし…
社長室の扉を閉める
マネージャーと収録現場に向かう
智「…結構、緊張してたんだけど…俺」
マ「ﾌﾌｯ…社長の性格上…あんな感じじゃないですか？」
智「…もっと焦るかと思ったのに」
マ「個人の気持ちを優先する人ですからね…社長は(笑)それより、芸能界引退ってなると…二宮さんと接点なくなりますね♪」
智「楽しそうだな…」
マ「諦めちゃったんですか？」
智「まさかっ！諦めるわけないだろう…俺が嵐を畳もうって思ったのは…ニノとの事も…少なからずある…」
マ「…？」
ニノが…嵐であるうちは…メンバーとは付き合えないって言うから…
でも…
智「接点がなくなるのは…ヤダな…」
だって…俺には最強のライバルが居るから
智「はぁ〜…」
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作者名：arashiwistomo | 作成日時：2019年8月9日 23時
