第9話 ページ9
「そういえばキャプテン！食糧まだ買えてないです！降りて買いに行きましょうよ！」
シャチの帽子を被った男が声を上げると、キャプテンは頷いて買い出し班を決めることになった
「なぁお前、ここの街に住んでたんだろ？何処にどの店あるとかわかるか？」
「…まぁ、分かるけど」
「キャプテン！コイツも連れていきましょうよ！」
私の顔をじっと見るなり、シャチ野郎が信じられない事を抜かす
もう戻りたくないってさっき話したはずなのに、この野郎は何も聞いてなかったのか
「はぁ！？ちょ、待てよ！こんな目立つ格好してたら私は屋敷に連れ戻されるだろうが！しかも私、傘ないと外には…」
「…なら、これ着ろ」
そう言うとキャプテンは、私にフード付きの白いローブを渡してきた
「これならいいだろ」
ニヤリと性格の悪い顔をする
「…チッ、ありがとよクソキャプテン」
最初から用意されていたのかと言わんばかりの準備の良さに驚いていると、買い出し班はさっさと外に出てしまった
「ていうかキャプテンも行くのかよ、目立つなぁ」
「なんでもいいだろ、クソ女」
再び、反吐が出そうなほど腐った街に舞い戻った
ｰｰｰｰｰｰｰｰｰ
別名、富と美の街
ここは、貴族達が優雅で平穏に暮らしている街である
貴族だったらここに住みたいと言われるほどの一等地であり、戦争がほとんど行われたことがない地域だった
「うおお！！可愛い子ばっかりだ！ここは天国か！？」
この街最大のウリと言えば、売り子の女達
全員選りすぐりの美女ばかりだ
キャプテン達が異国の者だと分かると、売り子があれやこれと売り物を片手に話しかけてくる
シャチとペンギンの野郎は案の定鼻の下を伸ばして大層間抜けな顔をしていた
「お兄さん、カッコいいですね！うちのお酒一杯いかがですか？」
「…興味ねェ」
「キャプテン、さっきから凄い話しかけられますね！」
「いやぁ！ここ本当可愛い子ばっかりで最高だな！」
そんな浮かれた事を言っている馬鹿2人に、現実を突きつける
「…ここが本当に天国だったら、コイツらなんかいねぇよ」
「え？」
2人の声が揃う
「…奇遇だな、俺もそう思っていた所だ」
「な、何でですか？こんなにみんな楽しそうなのに」
「馬鹿な野郎共だな。女達の手とか胸元見てみろよ」
「…！」
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( ???)(プロフ) - 早桃さん» 早桃さんまたまたコメントありがとうございます！続編も50♡頂けたので書きます！気長にお待ちください！こちらこそ読んで頂き本当にありがとうございました！白薔薇はこれからも愛されます！ (2022年10月8日 13時) (
レス) id: 53ae6225ed (このIDを非表示/違反報告)
早桃 - 完結おめでとうございます！続編見たいです！！！！！！時間があれば、また作ってください、、、🙇♀️本当に面白かったです！ありがとうございました！白薔薇ちゃん愛を知ったんだね、、😭大好きな作品です〜！ (2022年10月8日 12時) (レス) id: f9af42ef58 (このIDを非表示/違反報告)
( ???)(プロフ) - ミミネコさん» コメントありがとうございます！お気に召して頂けて嬉しい限りです！タイトル回収何とか出来て良かったです😅拙い所も多々ありますが優しいコメントに救われます！ (2022年10月8日 9時) (レス) @page44 id: 53ae6225ed (このIDを非表示/違反報告)
( ???)(プロフ) - 如月さん» コメントありがとうございます！無理やり終わらせた感否めなくて本当すみません…面白いと言っていただけて感謝しかございません！！ (2022年10月8日 9時) (レス) id: 53ae6225ed (このIDを非表示/違反報告)
ミミネコ(プロフ) - 面白くて一気に読んじゃいました。完結おめでとうございます！タイトルの伏線回収（？）がお見事ですげえ！ってなりました（語彙力） (2022年10月8日 9時) (レス) @page44 id: 422ca27ace (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：(´・ω・｀) | 作成日時：2022年9月24日 1時
