第26話 ページ26
潜水艦が、海に顔を出す
この日は太陽がすごく眩しい日だった
アルビノの私は、紫外線が大敵の為
長袖の服に深くフードを被る
前方に見えるのは、ヨットが沢山浮かぶ小さい村
｢懐かしい……｣
ボソッと独り言をつぶやくと、ベポが話しかけて来た
｢なぁA……本当に行っちゃうのか？俺寂しいぞ｣
今にも泣き出しそうな顔をして、私に問いかける
涙に誘われそうになるが、私の意思は固い
｢あぁ……ママに会いたいから……でもベポ、お前と過ごした時間はすごく楽しかった。私、一生忘れないから｣
そう笑顔で答えると、ベポは涙を流して別れを惜しんでくれた
｢うわぁぁぁぁぁぁぁん！！！Aーーー！！！｣
もふもふの体が私を覆う
体全部を使って私は抱き締め返した
｢お前のご飯本当に美味しかったぞ！！！うわぁぁぁぁぁん！！！｣
｢おいおい、泣くなよ……｣
あんまりにも大泣きするベポの声を聞いて、皆が外に集まりだした
｢ベポ！！お前ばっかりずるいぞ！！｣
｢Aー、ずっと船にいてくれよ！寂しいぞ！｣
みんな、私の周りに集まりだして抱きしめてくれた
みんなの優しさに、じわっと涙が滲んだ
｢A……うぅ……｣
｢イッカク……！｣
｢あたし達、ずっと親友だからね！｣
｢もちろんだ……！｣
そう言ってイッカクと抱き合う
初めての友達が、イッカクで良かった
｢ありがとう……みんな、大好きだぞ｣
嘘偽りのない笑顔で皆に感謝を伝える
｢っ……俺も……大好きだからな……｣
誰よりも早く返事をしたのは、鼻水をすするシャチだった
｢シャチ……｣
｢くそぉ、お前に告白したかったのに……｣
｢たったの1週間だぞ？その気持ち気のせいじゃ……｣
｢ちげぇよ！！！お前を初めて見た時から綺麗で惚れたんだ！！｣
泣きながら言うもんだから、冗談だろっていつもみたいに笑えなかった
気付けばシャチは膝から崩れて泣いていて、ペンギンは肩を抱いて慰めていた。
｢……ありがとう、こんな化け物みたいな姿をしているのに｣
｢化け物な訳あるか！！お前が白薔薇と呼ばれる理由も分かる！！お前は綺麗なんだ！！｣
｢！……シャチ、ありがとう｣
何度でも思ってしまう
私、愛されて幸せだな
｢……みんな、そろそろ着くよ｣
｢……そうか…その前にキャプテンに挨拶してくるよ｣
そう言って私は、キャプテンの部屋に向かった
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( ???)(プロフ) - 早桃さん» 早桃さんまたまたコメントありがとうございます！続編も50♡頂けたので書きます！気長にお待ちください！こちらこそ読んで頂き本当にありがとうございました！白薔薇はこれからも愛されます！ (2022年10月8日 13時) (
レス) id: 53ae6225ed (このIDを非表示/違反報告)
早桃 - 完結おめでとうございます！続編見たいです！！！！！！時間があれば、また作ってください、、、🙇♀️本当に面白かったです！ありがとうございました！白薔薇ちゃん愛を知ったんだね、、😭大好きな作品です〜！ (2022年10月8日 12時) (レス) id: f9af42ef58 (このIDを非表示/違反報告)
( ???)(プロフ) - ミミネコさん» コメントありがとうございます！お気に召して頂けて嬉しい限りです！タイトル回収何とか出来て良かったです😅拙い所も多々ありますが優しいコメントに救われます！ (2022年10月8日 9時) (レス) @page44 id: 53ae6225ed (このIDを非表示/違反報告)
( ???)(プロフ) - 如月さん» コメントありがとうございます！無理やり終わらせた感否めなくて本当すみません…面白いと言っていただけて感謝しかございません！！ (2022年10月8日 9時) (レス) id: 53ae6225ed (このIDを非表示/違反報告)
ミミネコ(プロフ) - 面白くて一気に読んじゃいました。完結おめでとうございます！タイトルの伏線回収（？）がお見事ですげえ！ってなりました（語彙力） (2022年10月8日 9時) (レス) @page44 id: 422ca27ace (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：(´・ω・｀) | 作成日時：2022年9月24日 1時
