【ONEPIECE】何も知らない私がワンピの世界に飛び込むと。2

第八十四話※オリキャラ注意 ページ36

ゾロ「なんだァ？あの女随分偉そうだな」
ナミ「見たこともない海賊ね……」

ガスマスクをしている女海賊が指示をすると、部下の人達は一斉に剣を薙ぎ払う。狩られた草は一瞬で枯れていった

「草が…枯れた…酷い」
サンジ「これも毒のせいなのか……？」

そんな事を考えていると、チョッパーが鼻をムズムズとさせる

チョッパー「ふぇ…へっくしょん！！」
ゾロ「な！？チョッパー…！！」

？？「あぁ？」
ウソップ「やべぇー…！！」

？？「おや、麦わらの一味じゃあないか、こんな所にいるとはなァ」
ルフィ「お、お前は誰だ！！」
ウソップ「おぉい！ルフィ！！」

バレちゃしょうがないと言わんばかりにルフィは前に出ていった

アリア「あたしかい？ルフト海賊団の船長アリアさ！！」

ここぞとばかりにドヤ顔をしたアリアにルフィ達はポカンとした顔をする。もちろん私も

ルフィ「ルフト……？なんだそりゃ」
ロー「ドイツ語で空気って意味だ」
アリア「なっ…！トラファルガー・ローもだと！？」
ルフィ「おぉ！そうなのか！て事は影薄いってことか！？」
アリア「あぁ！？ぶっ殺すぞテメェ！！」

ルフィのナチュラルすぎる煽りにアリアはキレた

アリア「良いか！ここにあるお宝はあたし達が貰っていくからね！お前ら何かには渡さねぇ！」
ルフィ「な、そうはいかねぇぞ！！ここの宝は俺の肉になる物だ！！！」
「その動機で敵に突っ込むのやめて！？」

なんとも間抜けな会話に思わずツッコミを入れてしまう

アリア「ここにはなァ、誰も取ったことのねぇ宝が眠ってやがるんだ…この大樹に守られている」

アリアは木を撫でながら私達に言う

アリア「おめぇらはこの木がどういう毒なのか知らねぇだろ？」

全員がだんまりする

アリア「教えてやるよ。この木の毒の効果はなぁ、野心を奪う毒を持っているんだよ。一言、戦う、奪うとか…少しでも野心のある言葉を言った瞬間には力が抜けるんだ」

そうか、だからさっきゾロとサンジくんが急に喋らなくなったのか……

アリア「毒素が抜けるまでそのまま動くことは出来ない…暫くしたら治るが、マスク無しの際にはこの花粉が蔓延している島で永遠にボーッとして生きる羽目になる」

「ぼーっとしてるだけで、生きてはいるの…？」
アリア「んな訳ねぇだろ？身体中に草木が生えてきて、もれなく全員植物人間！！昔ここに住んでた人間はそれに気付かずに死んで行ったのさ！！」

刈り上げた草から、白骨化した遺体が転がった

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