第四十九話 ページ1
それから3ヶ月後、サンジくんとロー様の懸命な介護のおかげで私はすっかり元気になった
最終的に負った怪我は
背中の強い打撲、肋骨の骨折(ロー様の懸命な心臓マッサージの為)、声帯の切り傷だった
あれだけ高いところから落ちたのに、背中の打撲だけで助かったのは本当に奇跡だとロー様は言っていた
海は塩分を含んでいて普通の水ではないから、高いところから落ちると地面に落ちるよりもずっと痛いらしい
｢あー、あー、テステス｣
ロー｢だいぶ出せるようになったなトニー屋の薬がよく効いている｣
｢はい！リハビリ頑張った甲斐がありました！｣
サンジ｢元気になって良かった！！本当に良かった！｣
｢わぁぁ！？｣
勢いよく抱きつくサンジくんに、間抜けな悲鳴が上がってしまう
ロー｢黒足屋！！Aに触んな！！！｣
そう言ってサンジくんと私を無理やり引き剥がそうとする
サンジ｢ああ！？良いだろうがよ！お前だってAちゃんにベタベタしやがって！！！｣
ロー｢治療の為に見てただけだろうが！！｣
｢ちょっと、喧嘩しないでください！｣
治ったと思ったら何故か私以上に元気な2人に制止の声をかける。言い合いを辞めても虎と龍のように睨みつけ合うサンジくんとロー様
｢私治ったんですから仲良くしましょうよ、ね？2人とも本当にありがとう…！｣
私は、感謝の意を込めて深くお辞儀した
サンジ｢！なんていい子なんだAちゃんは！待ってて！俺Aちゃんの為に特別なスイーツ作るから！！｣
｢ほんと！やったー！食べるー！｣
そう言うとサンジくんは、いつもよりも軽い足取りでキッチンに向かって走り出した
シンとした空気にロー様と2人きり…久々でなんか緊張する
ロー｢…とりあえず、治って良かった…生きてて本当に｣
｢！｣
顔を赤くしながらデレるロー様
か、可愛い…！
｢ロー様が、助けてくれたんですよね？治療も大変だったのに…本当にありがとうございます｣
ロー｢…医者として当然だ｣
｢ありがとう、名医さん｣
ロー｢！…来い、みんなの顔見るんだろ？｣
私の手を取り、指を絡ませてギュッと握る
名医といわれて、嬉しかったんだろうな…随分顔に出るようになって本当に可愛い
繋いでくれる手が、大きくて、温かくて、心地いい
”A…！”
｢ん…？｣
ロー｢どうした？｣
｢なんか、声が聞こえたような…？｣
ロー｢俺は聞こえなかったぞ｣
｢…？｣
そういえば私…なんで左手の薬指に指輪してるんだろう…？
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( ???)(プロフ) - さやだよぉぉぉぉさん» コメントありがとうございます！めちゃくちゃ嬉しいです！サンジとロー様ほんとかっこいいですよね！大好きです…！何度も読み返して頂けるなんて嬉しい限りです！！感謝の気持ちでいっぱいです！ (2022年9月30日 0時) (
レス) id: 53ae6225ed (このIDを非表示/違反報告)
さやだよぉぉぉぉ - ものすごくおもしろいと思います!!サンジとローが推しでして…私はめっちゃ嬉しいです!!何度でも読み返します!! (2022年9月29日 22時) (レス) @page50 id: 0a3e9ffe82 (このIDを非表示/違反報告)
( ???)(プロフ) - ゆちゃぷさん» ゆちゃぷさんコメントありがとうございます！完全に殴り書きでしたが…！そんなに褒めていただけると書ききった甲斐があります(土下座)また何か妄想が浮かび上がったら書きたいと思いますのでよろしくお願いします！！！ (2022年9月22日 19時) (レス) id: 53ae6225ed (このIDを非表示/違反報告)
ゆちゃぷ(プロフ) - すごく面白かったです！更新のペースも早くて、毎日楽しみにしちゃってました！最終話ってなると名残惜しいですが、話もごちゃごちゃしてなくて読みやすくて何よりほんとに面白かったです。 (2022年9月22日 18時) (レス) @page50 id: 724eb0f2d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：(´・ω・｀) | 作成日時：2022年9月14日 9時
