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しばらく、メンバーでワチャワチャと言い合っていたと思ったら
侯くんが真剣な表情と地を這うような低い声で
「俺がすることわかってるんやったら、お前らあっちいけや。」
一瞬でみんなが口をつぐんで、後ろを向くと元の道へと歩きだした。
そんなみんなを見た後、侯くんは私のところに戻って来た。
照れて目を合わさず、声もうわずってる侯くんが目の前に立つ。
「ごめん。待たせて。
あ、うーーー、なんや。。。
俺、色々あってAちゃんの存在の大きさがわかった。
遠距離やなくて、な。やっぱ、近くがええなって。
仕事もあるから、表立ってはできへんし。
窮屈な思いもさせると思う。
けど、Aちゃんと幸せになりたい。
俺のそばにいてほしい・・・・・一緒に暮らしたい。」
「でも・・・・・」
急に押し黙ってしまう。
だから私は思わず侯くんの後押しをした。
『遠慮しないで。最後まで言って。ね？』
侯くんが何を躊躇しているのか、何となくわかる。
でも、何となくの想像ではなくて
言葉にしてほしい。
「Aちゃんの夢つぶすかもしれん。
俺といたら、この一番いい年齢の時に結婚はできひん。
子どもも・・・・
作れんかもしれん。
女の幸せってやつを取り上げてしまう。
俺は、この仕事を辞められへん。
そんな俺やけど、精一杯のことはする。
ずっとそばにいてくれへんか？
今すぐとは言わんけど、いいならこれをもらってほしい。」
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あっちき(プロフ) - 咲良もちさん» とんでもないです(笑)咲良もちさんの作品は全て大好きなので、どれも楽しく読んでいますよ。口下手なので回数も上手いコメントもできませんが、これからも応援しています。ご無理なさらない程度に筆を進めて頂けると嬉しいです(笑) (2018年1月1日 15時) (
レス) id: 46740ea43e (このIDを非表示/違反報告)
咲良もち(プロフ) - あっちきさん» ご無沙汰してます。前作からコメントくださってありがとうございます。あまりにも遅筆になってしまったので、離れてしまわれたかも。。と、気になっていましたので、愛着まで持っていただけていたこと、胸がいっぱいです。今度ともよろしくお願いします。 (2018年1月1日 13時) (レス) id: b2361a447a (このIDを非表示/違反報告)
咲良もち(プロフ) - Rinkj8さん» コメントありがとうございます。前作から読んでいただいていたんですね。励みになります。遅筆ですが、他の方の構想はあるので、形にしていきたいと思ってます。またよろしくお願いします。 (2018年1月1日 13時) (レス) id: b2361a447a (このIDを非表示/違反報告)
咲良もち(プロフ) - ちびこさん» コメントありがとうございます。楽しんでいただけて嬉しいです。続編希望していただけるなんて！まずは途中になっている作品にとりかかります。今後ともよろしくお願いします。 (2018年1月1日 13時) (レス) id: b2361a447a (このIDを非表示/違反報告)
あっちき(プロフ) - 完結おめでとうございます。お忙しいであろう中、本当にお疲れさまでした。この作品は最初からリアルタイムで読ませて頂いて、勝手に愛着を持っていました。こんなに素敵で心温まる作品に出逢えた事に感謝しています。これからも咲良もちさんの作品を楽しみにしています (2018年1月1日 2時) (レス) id: c7d01a216d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：咲良もち
| 作成日時：2017年9月3日 22時
