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「なんでなん？」
頭に優しく乗せていた手が、無意識に力が入ったようで地味に痛い。
口元は笑みを浮かべてるのに、目が怒ってる。
でも、無理なものは無理。掃除ができてない。
「別の男でもいるん？仕事で忙しいのは嘘なんか？」
首を横に振るが、信じてないのがわかる。
『そんな人いないし、忙しいのはホント、帰るの毎日こんな時間になるの。
まずは、ごはんに行こう？
おなかすいた。ペコペコなの。ね？』
「そうやな、まずご飯いこか。
で、その後部屋行ってええやろ？」
周りにバレない為には、部屋の方がいい。たしかにそうだ。
でも、侯くんはきれい好きなんだから、もしかして私の部屋の状態がアウトだったらその方が怖い。
『その後は、ホテルに行きたいな？』
「で、部屋には誰がいるん？」
いやいや、そうじゃなくて。
上手くごまかせずに、同じようなことを堂々巡りで話していたら
「会いたいと思って来たのに、歓迎されてないんやったらええよ。」
と侯くんが踵を返して去ろうとした。
思わず、侯くんの腕を掴むが、いかんせん相手は鍛えた男性。引き止められるはずはない。
このまま怒らせて帰したくない。
『部屋が汚いの！！』
焦った私は、やや大きめの声で訴えた。
『・・・忙しかったから。
多忙な侯くんからしたら言い訳かもしれないけど。
それだけなの。』
最初は勢いよく言ってしまったが、恥ずかしくなってモゴモゴと白状すると、うつむいて黙った。
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あっちき(プロフ) - 咲良もちさん» とんでもないです(笑)咲良もちさんの作品は全て大好きなので、どれも楽しく読んでいますよ。口下手なので回数も上手いコメントもできませんが、これからも応援しています。ご無理なさらない程度に筆を進めて頂けると嬉しいです(笑) (2018年1月1日 15時) (
レス) id: 46740ea43e (このIDを非表示/違反報告)
咲良もち(プロフ) - あっちきさん» ご無沙汰してます。前作からコメントくださってありがとうございます。あまりにも遅筆になってしまったので、離れてしまわれたかも。。と、気になっていましたので、愛着まで持っていただけていたこと、胸がいっぱいです。今度ともよろしくお願いします。 (2018年1月1日 13時) (レス) id: b2361a447a (このIDを非表示/違反報告)
咲良もち(プロフ) - Rinkj8さん» コメントありがとうございます。前作から読んでいただいていたんですね。励みになります。遅筆ですが、他の方の構想はあるので、形にしていきたいと思ってます。またよろしくお願いします。 (2018年1月1日 13時) (レス) id: b2361a447a (このIDを非表示/違反報告)
咲良もち(プロフ) - ちびこさん» コメントありがとうございます。楽しんでいただけて嬉しいです。続編希望していただけるなんて！まずは途中になっている作品にとりかかります。今後ともよろしくお願いします。 (2018年1月1日 13時) (レス) id: b2361a447a (このIDを非表示/違反報告)
あっちき(プロフ) - 完結おめでとうございます。お忙しいであろう中、本当にお疲れさまでした。この作品は最初からリアルタイムで読ませて頂いて、勝手に愛着を持っていました。こんなに素敵で心温まる作品に出逢えた事に感謝しています。これからも咲良もちさんの作品を楽しみにしています (2018年1月1日 2時) (レス) id: c7d01a216d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：咲良もち
| 作成日時：2017年9月3日 22時
