９４ 告げる ページ44
「あーー！美味かった。やっぱAちゃんの料理ええわ。
冬になったら、あのおでんが食べたいな。」
ソファーでからだをのばしながら満足そうに呟く侯くんに
返事をするでもなく、微笑みながら片付けてをした。
『侯くん。話したいことがあるんだけど。』
私は侯くんから少し離れた所に座った。
「ん？どうしたん？」
大きく息を吸って、はいて。頭の中に言うことを思い浮かべて
侯くんの目を見て口を開いた。
『侯くん 私たち、別れよう。』
「へっ？？？
なんでそんなこと言うん。」
『私が、もう侯くんといられないと思ったの。
信じることができなくなった。
もっと我慢ができればよかったんだけど、
この生活に我慢ができなくなったの。
ごめんなさい。』
「何言ってるんや。そんな言い方やったらわからへんわ。ちゃんと言えよ。」
侯くんが苛立った声をあげる。
『佳月さんと侯くんの関係を見ていられないの。
私といるより、佳月さんといる方が侯くんが楽しそうに感じるの。』
「そんなことないわ。佳月は昔馴染みで家族みたいなもんやからやし、今は佳月の正念場やからせわしなかったけど、もうこれからはこんなことない。
俺の彼女はAちゃんや。」
『侯くんは、口を開けば 家族！家族！って言うけど
佳月さんは家族なんじゃない。』
「そりゃ、血が繋がってるわけではないから、本当の家族じゃないけど・・・『そんなことを言ってるんじゃない。』
話す前は冷静に別れることだけ言うつもりだったけれど、
止まらなくなっていた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 319人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「関ジャニ∞」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
咲良もち(プロフ) - めぐぽん(*´･∀･)さん» 横山さんと話せずとも、自然にいられる渋谷さんだから、的確に何かを伝えられるような気がするんですよね。出過ぎずピンポイントがつけるような人かな？と。それが表現できるといいなと思ってます。 (2017年5月18日 22時) (
レス) id: b2361a447a (このIDを非表示/違反報告)
咲良もち(プロフ) - すみれさん» ありがとうございます(^ ^)楽しんで呼んでいただけるようがんばります。よろしくです。 (2017年5月18日 22時) (レス) id: b2361a447a (このIDを非表示/違反報告)
めぐぽん(*´･∀･)(プロフ) - こんにちは(*´･∀･)ﾉきた〜！！すばるくん、絶対に主人公ちゃんときみくんの鍵になってくれると思ってたから、これからのすばるくんに注目したい私(笑) (2017年5月18日 12時) (レス) id: c659f5c21f (このIDを非表示/違反報告)
すみれ(プロフ) - ほんとにいつもワクワクしながら読ませて貰ってます！これからも更新楽しみに待ってます！頑張ってください(⌒▽⌒)！ (2017年5月18日 9時) (レス) id: 3e570927e1 (このIDを非表示/違反報告)
咲良もち(プロフ) - ひなばるさん» 辛くても笑う。できないと思うけど努力する。それが干物ちゃんだと思っています。これからどうなるのか。じっと待っていただけるとありがたいです。(^-^) (2017年5月16日 22時) (レス) id: b2361a447a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：咲良もち
| 作成日時：2017年2月22日 23時
