９１ 開店 ページ41
佳月の店がオープンした。
有名ショコラティエの弟子が、日本で独自の店を出したことは
テレビでも取り上げられ
長蛇の列ができた。
オープニングフェアが終わった日、
内輪だけのパーティが開かれた。
そこには、店作りに携わったスタッフ、あの日試食に来た友人。
横山・渋谷・丸山・安田の姿があった。
他のメンバーは仕事で都合がつかない分、パーティの差し入れをしていた。
そこにAの姿はなかった。佳月と横山には仕事だからとメッセージが入っていた。
横山は最近Aからの連絡が減っている感じがしていたが、
仕事の合間は佳月の店の準備に追われていたので、
単純に忙しいからだと思っていた。
「開店おめでとう。ええ店作ったな、雰囲気ええわ。
がんばった甲斐があるな。」
渋谷は佳月に声をかける。
友人との話を切り上げて、渋谷の方に向くと笑顔で駆け寄る。
「すばるさんご無沙汰です。来てくれてありがとう。
そういってもらえると嬉しい。今日は店のもの以外にも腕をふるったのでゆっくり楽しんでいってね。」
「佳月さんのオススメはなんですの？」
プチフールを目一杯乗せた皿を持った丸山がそばに来る。
「丸山さんが好きだろうと思うのは、コレ。」
指をさしてケーキのポイントを進める。
「佳月、これも出してええか？」
「うん。裕！ありがとう。裕もお客様なんだから楽しんで」
「何言ってるんや。お前も店回すのに疲れたやろ。
俺にまで遠慮せんでいいんやから。」
横山が佳月の肩を軽く叩き微笑む。佳月ははにかんだ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 319人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「関ジャニ∞」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
咲良もち(プロフ) - めぐぽん(*´･∀･)さん» 横山さんと話せずとも、自然にいられる渋谷さんだから、的確に何かを伝えられるような気がするんですよね。出過ぎずピンポイントがつけるような人かな？と。それが表現できるといいなと思ってます。 (2017年5月18日 22時) (
レス) id: b2361a447a (このIDを非表示/違反報告)
咲良もち(プロフ) - すみれさん» ありがとうございます(^ ^)楽しんで呼んでいただけるようがんばります。よろしくです。 (2017年5月18日 22時) (レス) id: b2361a447a (このIDを非表示/違反報告)
めぐぽん(*´･∀･)(プロフ) - こんにちは(*´･∀･)ﾉきた〜！！すばるくん、絶対に主人公ちゃんときみくんの鍵になってくれると思ってたから、これからのすばるくんに注目したい私(笑) (2017年5月18日 12時) (レス) id: c659f5c21f (このIDを非表示/違反報告)
すみれ(プロフ) - ほんとにいつもワクワクしながら読ませて貰ってます！これからも更新楽しみに待ってます！頑張ってください(⌒▽⌒)！ (2017年5月18日 9時) (レス) id: 3e570927e1 (このIDを非表示/違反報告)
咲良もち(プロフ) - ひなばるさん» 辛くても笑う。できないと思うけど努力する。それが干物ちゃんだと思っています。これからどうなるのか。じっと待っていただけるとありがたいです。(^-^) (2017年5月16日 22時) (レス) id: b2361a447a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：咲良もち
| 作成日時：2017年2月22日 23時
