第一話 帰ってきた銀髪さん ページ2
その日、彼女は
『
満面の笑みを浮かべそう云う女性。
当然彼女を知らない新入社員＿＿＿＿中島 敦は首を傾げる。
「石川か 久し振りだな」
「石川さん お久し振りです」
彼女に次々と近寄って行く探偵社の面々。
少年はただ独り彼女の元に行かなかった太宰に恐る恐る声を掛ける。
「太宰さん 彼の方は・・・・・」
「あぁ そうだった
君には紹介はまだだったね」
太宰はニコリと笑みを浮かべると敦を手招きして彼女の元へ連れて行った。
円の真ん中に居るその女性はとても儚い雰囲気を放っていた。
肩迄伸びた銀髪、夕陽の色をその侭嵌め込んだような赤とオレンジの瞳。
彼女が躰を動かす度
ふと、彼女が
夕陽色の瞳と夕焼け色と朝焼け色を混ぜ合わせたよう瞳が交差した。
美しい人。
只、其の言葉だけが頭に思い浮かんだ。
「やぁ 久し振りだね淳」
太宰に気が付いてか、彼女はふにゃりと笑みを浮かべる。
『お久し振りですね太宰君
相変わらず入水でもしているのですか？』
嬉しそうに瞳を輝かせる彼女を見て、太宰は「まぁね」と答えた。
『えっと・・・
敦を見つめながらそう云う彼女に太宰は紹介をした。
「敦君 彼女は石川 淳と云ってね
君の先輩にあたる人だよ」
太宰がそう云うと彼女はお辞儀をして『石川 淳と申します』と丁寧に挨拶をした。
「淳 彼は中島 敦君
うちの新入社員だよ」
太宰がそう云うとピクリと彼女の肩が揺れた。
『新入社員・・・・・と云うことは貴方も何か異能
を持っているのですね？』
「あ えぇ・・・まぁ」
しどろもどろになりながらも敦は答えた。
不思議な雰囲気の人だ。
敦はジッと彼女の顔を見つめる。
綺麗な顔立ち、輝く銀髪。夕陽を思い出させる瞳はきらきらと光に当たり輝いていた。
＿＿＿それはさながら宝石のようで。彼女その物が宝石箱を彷彿させた。
「石川 戻ってきたなら社長の元へ行ってこい
丁度お前にぴったりの依頼が来ている」
国木田がそう云うと彼女は目を更に輝かせた。
『私にぴったりの仕事・・・・・詰まり潜入ですね？』
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RAIN@元アラジンlove(プロフ) - ミリアさん» コメントありがとうございます。ワートリと文ストのクロスオーバーの話なら考えているのですが銀魂の方は大まかなストーリしか知っていないのでご期待に添えるかは分かりません。なかなか占ツクに顔を出す事が出来ませんがこれからも宜しくお願いします。 (2017年9月23日 18時) (
レス) id: 5aca2d49f2 (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - 凄く気に入った作品で大好きですもし今後他の作品を作る予定があったらワールドトリガーとコラボかトリップか転生した黒バスかアニメKか銀魂の銀時か高杉の姉か妹の作品が読んでみたいです説明が下手ならすみませんこれからも体調にきよつけてがんばてください。 (2017年9月23日 16時) (レス) id: 14f5017be6 (このIDを非表示/違反報告)
RAIN@元アラジンlove(プロフ) - ひかるさん» コメントありがとうございます。なかなか占ツクに浮上する事ができませんが更新頑張りたいと思います。 (2017年6月17日 22時) (レス) id: 5aca2d49f2 (このIDを非表示/違反報告)
ひかる - ｳｫｫｫ！続きが気になります。(>_<)更新頑張って下さい！ (2017年6月17日 14時) (レス) id: c10de46325 (このIDを非表示/違反報告)
RAIN@元アラジンlove(プロフ) - ふにゃたさん» コメントありがとうございます。更新頑張りたいと思います。 (2017年4月3日 21時) (レス) id: 5aca2d49f2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨雫 | 作成日時：2017年2月24日 23時
