モブ４ ページ5
帰りのＨＲが終わり、私はヒロインに押し付けられた日直の仕事をしていた。
『まったく、「時間がないのぉ〜」じゃないよ』
私は黒板を消しながらそうぼやいた
「大丈夫ー？」
そう訊いた真尋は椅子に座り日誌を書いている。
その親友の姿に苛立ちを隠せない
私の友達まで巻き込むなんて、本当救えないお馬鹿さんだ。
『ていうか本当にヒロイン時間無かったワケ！？』
乱雑に黒板消しを叩きつけるとチョークの粉が舞い噎せた、これも全部
怒りに任せてチョークを握るとチョークは真っ二つに折れてしまった。
真尋がヒュウと口笛を吹く
そこで私はハッとした。
いかんいかん、全部を
とうとう無言で仕事をこなすようになった私に真尋は「ねぇ」と話し掛けてきた。
「
けどさ、
最近
るの多くない？」
真尋の言葉に私は手を止めた
そういえば、確かに最近多いな。
『私には関係無いことだと思ってたから何とも言え
ないけど、確かに最近多いわ
うね 』
私は笑いながら言う。
『まぁこんなモブ襲って来る近界民なんていないで
しょ。
襲うならヒロインか
ゃない？』
そんな私の軽々しい言葉は直ぐに撤回する事となる。
ゥウウウウ＿＿＿＿＿＿
危険を知らせるサイレンは唐突に鳴った。
『何？』
私と真尋は日直の仕事をほっぽり出し窓の外を覗く。
バチバチバチ
そんな音と共に目の前にポッカリと穴が開き窓が衝撃波でガタガタと揺れた
「明日香！逃げるよ！！」
真尋は私の手を引っ張り走り出した。
流石元陸上部。
"元"というのは彼女が膝の怪我でもうトラックの上を走れないからだ。
軽くは走れるようになったものの、１度負った大怪我が完全に治る事は無く彼女はそのまま陸上の世界から消えた。
でも、私にとっては今だ輝き続ける親友。
それはモブでも変わりないのだ。
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明太子 - いやぁ、夢主めっちゃイケメン出くわすすね。そして父になる木村君可愛いです。かっこいいです。更新待ってます！ (2021年4月6日 19時) (
レス) id: d3d949044b (このIDを非表示/違反報告)
ジュリ - めっちゃ面白いです更新楽しみにしてます！ (2017年11月5日 16時) (レス) id: 84c51744c8 (このIDを非表示/違反報告)
RAIN@元アラジンlove(プロフ) - 夢猫さん» ありがとうございます。頑張ります。 (2017年2月7日 7時) (レス) id: 5aca2d49f2 (このIDを非表示/違反報告)
夢猫(プロフ) - わかりました。気長に待ってますね(^^) ゆっくりでいいので、思い付いたら更新してください。 (2017年2月6日 1時) (レス) id: 9920389b24 (このIDを非表示/違反報告)
RAIN@元アラジンlove(プロフ) - 碧葉ユリさん» コメントありがとうございます。とても嬉しいです。更新頑張ります。 (2017年1月7日 14時) (レス) id: 5aca2d49f2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：RAIN@元アラジンlove | 作成日時：2016年12月26日 13時
