モブ２９ ページ31
『あの、迅、さん』
すっかり日の暮れた街の中を迅と少女は歩いていた。
私の処分は持ち越されたらしく何もされなかった、もし私にサイドエフェクトが存在していなかったらどうなってたのだろうか。
すれ違って行く人達がこちらを振り向いているのは彼がボーダーだからだろうか。
『なんでついて来るんですか？』
通学鞄を持ち私は溜め息を付いた。正直うっとうしい。
「いやいや、送らないと
もうこんな時間だしさ」
いや、確かに今６時だけどさ。暗いけどさ。
『大丈夫です、別に送ってもらわなくても
私みたいなモブに身の危険は及びませんよ』
そう言えば迅さんは歩くのをピタリと止めた。
迅さんが歩みを止めたのを見て少女も歩みを止めた。
『どうかしましたか？』
「あのさぁ、確か柊ちゃんだっけ？」
え、私名前教えたっけ？いや、絶対教えてないよ。
まぁ、そこは今は置いておこう。
『なんですか？』
笑みを張り付け私は訊いた。
「君は確かにモブ基質かもしれない、でもね君も１
人の女の子なんだよ
ちゃんと自分の身を心配した方が良いよ」
「君は自分を大切にしてないよ」と迅はくしゃりと頭を撫でそう言った。
主要人物が私の頭を撫でてる。今すぐその手を払いたいけど、どこか居心地が良かった。
て、何納得してんだ私は。
私はモブ。平凡な生活にヒロインと
「ごめんね、言いすぎた
さ、行こう」
優しくそう言う迅さんがとても眩しく見えた。これが
でもね迅さん。やっぱり私には関わらないで欲しいんだよ。
モブの世界とヒロイン、
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明太子 - いやぁ、夢主めっちゃイケメン出くわすすね。そして父になる木村君可愛いです。かっこいいです。更新待ってます！ (2021年4月6日 19時) (
レス) id: d3d949044b (このIDを非表示/違反報告)
ジュリ - めっちゃ面白いです更新楽しみにしてます！ (2017年11月5日 16時) (レス) id: 84c51744c8 (このIDを非表示/違反報告)
RAIN@元アラジンlove(プロフ) - 夢猫さん» ありがとうございます。頑張ります。 (2017年2月7日 7時) (レス) id: 5aca2d49f2 (このIDを非表示/違反報告)
夢猫(プロフ) - わかりました。気長に待ってますね(^^) ゆっくりでいいので、思い付いたら更新してください。 (2017年2月6日 1時) (レス) id: 9920389b24 (このIDを非表示/違反報告)
RAIN@元アラジンlove(プロフ) - 碧葉ユリさん» コメントありがとうございます。とても嬉しいです。更新頑張ります。 (2017年1月7日 14時) (レス) id: 5aca2d49f2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：RAIN@元アラジンlove | 作成日時：2016年12月26日 13時
