☆ ページ36
( いわもと。)
Snow Manにメンバーが加入して約3ヶ月。
やっとAのダンスが見られる日が来た。
A以外の3人は舞台とかで一緒に踊ったりしたことあったし、
康二は関西で長く活動してたし、
目黒とラウールもJr.内のユニットに入ってたし、
3人はダンスも歌も出来るのは知ってるけど、
Aに関しては、滝沢くんや目黒、Aの兄ちゃんたちから、
結構踊れるとは聞いているものの、
あまり踊ってるところは見たことがないし、
踊ってるところが想像出来なくて…
あまり信じきれてないのが正直なところ。
でも、今日やっとAもリハに参加出来ると聞いて、とても楽しみにしていた。
みんなも、いつもよりテンション高かったし、楽しみなんだと思う。
そして、リハが始まって数時間。
仕事が終わったAが合流して、俺たちが休憩してる間に、ダンス曲の5曲を一人で踊ってくれた。
Aのダンスはキレがあるのはもちろんのこと、女の子とは思えないくらいパワフルなんだけど、しなやかさもあって。
それに、自分の魅せ方も分かってて…。
みんな、手を止めてAのダンスに釘付けになっていた。
スタッフ「さすが!完璧だね!」
『わは〜!良かったです〜!』
それからそのままリハも再開し、
しばらくして一旦休憩に。
俺はすぐ、水を飲んでるAの所にいった。
「A、ごめんね」
『えぇ!ど、どうしたんですか…!?
何か私……やらかしました…?』
「ううん、滝沢くんとかにAが踊れるのは聞いてたけど、
あんなに踊れるって思ってなかったからさ。
ちょっとAのことナメてたというか、信じきれてなくて…」
そう伝えると、他のメンバーも同じように思ってたらしく、
目黒以外のメンバーみんなでAに謝った。
『そんな皆さん!謝らないでくださいよ!
ナメられて信じてもらえなくて当然なんですから私は!
今まで目立ってやってきたわけじゃないですもん!
でも…少しは信じてもらえましたかね……?』
深澤「それはもちろんもちろん!」
佐久間「逆に信じない人いたらそれはちょっとおかしいくらいだよ」
『ふふ、良かったです!笑
でもまだ、皆さんのレベルには到底及ばないので、
これからも皆さんに少しでも追いつけるように頑張りますのでどうかよろしくお願いします…』
及ばないなんてそんな事ないのに…。
ほんと謙虚すぎるよ!
.
564人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:えりざ。 | 作成日時:2020年10月1日 18時