好きの気持ちは止まらないのです ページ2
ピピピピピ…ピッ
(止め、た……)
眩しい太陽に照らされて離してくれない布団から脱出した。とてもいい天気だ。
私は重い体を起き上がらせた。下からお母さんの声が聞こえる。
「夢主、ご飯できてるよー」
「は、はーい!今行くー!」
階段をかけおりる。今日は特別な日!三連休が終わり、私は息吐く。休日に前髪を切ってきて、すこしでもかわろうとした。
(ふふっ、綾ちゃん達、驚くかなぁ?)
私が切ろうとしたきっかけは綾ちゃん達が「前髪邪魔じゃない?切ったらー?」と言ったから。前が見やすくなった。勉強も捗ると思う。って、ダメダメ。前に真依ちゃんにキツキツじゃダメって言われたんだった!
でも本当に勉強するのが好きなんだもん!
・・・・・・・・・楽しみだなぁ。
三連休は意外と長いもので、みんなからしたら楽しいかもしれないけど私は少し寂しかった。と、言うのも…好きな人に会えなかったから。
三連休は会えなくなっちゃうんだな、って。見つめるだけでもいいから見ていたくて、恋の病気にかかってるのかもしれないね。
「はむっ」
蜂蜜のかかった甘い味が口中に広がる。綾ちゃんにも真依ちゃんにも・・・・会いたい、けど・・・・・・・・・。
「持ち物持った?筆記用具は?教科書は?」
「もうお母さん、私もう高校生だってば!」
「そうね、行ってらっしゃい」
「行ってきますっ!」
ずっとずっと君のことを考えちゃって。頭の中が君でいっぱいになって寝れなくなっちゃって。会えたりしないかな?なんて、言っちゃって…。
会いたいです。
会いたいと思うのは、ダメですか?
___柚君。
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作者名:メイ | 作成日時:2018年7月20日 16時