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1月23日 ページ8
『さっむ、、、』
駅から学校までをひとりで歩いていた。
マフラーも手袋もしているし、タイツだって履いてるのに、めちゃくちゃ寒い。
「Aおはよう」
『わっ、那須か。おはよう』
大体同じ時間に登校するクラスメイトの那須。
ブレザーの下にはパーカーを着て、片耳にはイヤホン。いつものスタイルだった。
『いつも思うけど、那須ってリア充って感じ』
「ま、一応ね。ジャニーズだし」
『その一言、絶対やめた方がいい』
「こんなことAくらいにしか言えないから、(笑)大丈夫大丈夫」
何が大丈夫なのかはよくわからないけど。
そんなジャニーズの那須と仲良くしてるんだから、こっちも結構気は使ってるつもり。
「いつもありがとね、気にかけてくれて」
『ううん。全然』
「はい、これ」
『こっ、これは!コンビニ限定のアイス!ずっと食べたかったのに売り切れてた!』
「お前マジで単純だな(笑)そういうとこ、結構好きだけど(笑)」
那須は私のことを異性だと思ってないかもしれないけど、ちょっとドキッとしちゃったじゃん。
こういうことか、ジャニーズって。
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作者名:skyt | 作成日時:2019年1月7日 16時