まいにちなすくん (ページ22)

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2月6日ページ22

「Aちゃーん！宿題見せて！」

『龍我くん、また忘れたの？ちゃんとやらなきゃ』

「Aちゃんか那須が見せてくれると思うと、やらなくてもいいかなって(笑)」

そう、私と那須くんは龍我くんに甘い。

「相変わらず小さいな、」

『那須くん…！那須くんだって、龍我くんに比べたら小さいからね！』

「それは龍我がでかいから、！」

そう、私と那須くんは基本的に言い合ってばかり。特に身長について。

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那須くんとの帰り道。

「本当にお前は小さいな、」

『那須くんだって、男の割に小さい！』

「今、多くの男を敵に回したからな？」

「うぅ…」と頭を抱えていると、那須くんに突然腕を掴まれた。

「あぶね」

『えっ…』

そのまま那須くんの胸にダイブした瞬間、車が私たちの横を通過した。

「ちゃんと周りは見ような？」

『はっ、はい……』

「どうした？」

『なんでもないよ』

すぐに解放されたけど。やっぱり那須くんは大きかった。身をもって知った。
同時に心臓がうるさくて。車に轢かれかけたからなのか、那須くんを意識してしまうからなのか。