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2月2日 ページ18
いつも同じ電車に乗っている男の子がいる。
制服がうちの学校だから、恐らく後輩。
マフラーに顔を沈め、イヤホンで音楽を聴き、ブレザーの下にはニットを着ている。
別に話しかけることはないけど、かわいいなって思ったり。
それと同時に、私キモチワルイって思ったり。
「次は〜、○○〜○○〜」
学校の最寄り駅に着く。
ちらっと男の子の方を見ると、目が合った。
男の子はビックリした顔をして会釈した。
『おはようございます、』
朝だし、と思ってなんとなく挨拶してみると、
「おはようございます」
想像よりも少し高い声が返ってきた。
「学校、同じですよね？よければ一緒に行きませんか？」
『あっ、是非。行きましょう』
ほんのちょっと距離が近くなって、少し嬉しい。
毎朝の楽しみが増えた。
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作者名：skyt | 作成日時：2019年1月7日 16時
