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1月30日 ページ15
冬の朝は辛い。眠いし、寒いし。
ぐるぐる巻きのマフラーの下、大きな欠伸をしていた。
「おはよっ！」
突然後ろからハグされて、誰かと思ったら雄登くんだった。
『おはよう、雄登くん。久しぶり』
「クラス離れてから全然会えてなかったね」
『そうだね。もうそろそろ離れてほしいな？』
「このままこの中入っちゃいたい」
そう言って指差す先には体育倉庫。汚くて暗い。
『いや、なんで』
「中であんなことやこんなことや？」
『何言ってんの、やめてよ(笑)』
やたらと下ネタを振られるのは、いつものことで。
もう慣れちゃってる自分が怖い。
『ホントにじゃあね。遅刻しちゃうから』
「うーん。またね、Aちゃん」
あくまでも付き合ってはないし、ただの友達なわけで。
またクラスで弁解が始まる。
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作者名：skyt | 作成日時：2019年1月7日 16時
