ヒミツの幼馴染 (ページ3)

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ピンポーン

智洋「Aちゃん！迎えに来たで」

『おはよ、ともくん』

智洋「うん、おはよう」

幼馴染のともくんは、高校になった今でも、毎朝迎えに来てくれる。

智洋「Aちゃん、また夜更かししたやろ？

ダメやで、夜更かしは。せっかく可愛いのにもったいないで」

『わかってるって、もう。それに、可愛くないから』

朝から夜更かしを注意されるのもいつものこと。

校門が見えて来た、そんな時に後ろから声がかかる。

大毅「A～！神ちゃ～ん！おはよ～う！」

智洋「しげは朝から元気やなぁ？」

『一緒に2時まで起きてたのに、なんでこんなに差が？』

智洋「またふたりともゲーム？やから赤点ばっか取んねんで」

しげとゲームのやり過ぎを注意されるのもいつものこと。

校門をくぐり、玄関まで向かうと大量の女子生徒たち。

「キャー！流星くん！」

「今日もかっこええな♡」

女子に囲まれる男子1名、頭だけが見える。

大毅「今日も相変わらずやな」

智洋「うわ、流星こっち気づいたで」

流星「Aちゃん！おはよう！んーまっ♡」

投げチューを避けるのに、女子生徒たちに睨まれるのもいつものこと。