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■ T-side ページ31
秋本さんが連れてきてくれたのは、イタリアンの店。
正直、隣のスイーツ店に行きたかったけど。
…………Aちゃんなら、このスイーツ店に連れてきてくれただろうに。
アヤ「何にするー？」
智洋「俺は…このカルボナーラで」
アヤ「じゃあ私はミートソース。すみませーん」
今更ながら、なんでこんなことになったのか謎。
こんなことをしてまで、なんで俺を縛るのだろう。
「ねぇねぇ、あれってカップルかな？」
「若いなぁ。美男美女って感じやもんなぁ」
そんな女性2人組の言葉に、口元が緩む秋本さんを無心で見ていた。
.
.
.
美味しいパスタをいただいて、店を出る。
また腕を絡めてくる秋本さんに、もう慣れた作られた笑顔を返す。
自分にもこんな感情があったのか、と思い知らされる。
ふと、秋本さんの頭越しにスイーツ店を見ると、
中にはAちゃんとしげがいた。
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作者名：skyt | 作成日時：2018年9月22日 23時
