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玄樹Side
俺らの会話を聞いてたかどうかはわからないけど、タイミングよくAさんが、こちらを振り返る。
A「じゃあ、高橋さん。傷キレイにしたいから、洗うね」
海人「え…？」
そういや先生が「傷洗って」って言ってたな。
海人はいろいろなことに敏感になってるのか、すぐに少し不安そうな顔になって。
そんな海人を見て、Aさんが優しく声を掛ける。
A「洗うのは痛くないから、心配しないでリラックスしててね」
海人「ほんと…？」
A「うん、ほんと」
海人「だって…怪我した日に風呂入ったら、しみるじゃん…」
A「水道水じゃなくて、生理食塩水っていう身体の中の水に近い水で洗うから、しみないよ」
海人「…ゴシゴシしない？」
A「うん、しない。約束ね。固まった血とかが落ちるように軽く流す感じにするから」
海人「ん…」
怖いことも自分なりに納得して、ちゃんと手を差し出す海人はえらいなって思う。
だから、海人が少しでも安心できるように、立ち上がって頭を撫でる。
玄樹「えらいえらい。少しがんばろね」
海人「うんっ…」
Aさんは、ボトルに入ってる水を、海人の掌にゆっくり流していく。
A「…どう？大丈夫？」
海人「大丈夫だったぁ…えへへ」
A「でしょ？よかった！」
海人の肩から力が抜けたから、ほんとに大丈夫そう。
水を流しながら、Aさんは続ける。
A「でも、私も高橋さんの気持ちわかるかも」
海人「え？」
A「学生の時ね、怪我したら、消毒されるから保健室行くの嫌だったなぁって」
海人「そうでしょ！」
A「うん、思い出した。痛かったけど…でも保健室の先生が優しくて大好きで、だから看護師になったのかもしれない」
へぇ…Aさんらしいというか。
海人「保健室の先生にはならなかったんだね」
A「そう、看護師になっちゃったんだけど(笑)」
玄樹「でも、Aさんが保健室の先生だったら、無駄に保健室に行っちゃうな(笑)」
海人「俺も！俺も昼寝しに行きたい！」
A「ふふ、ありがとう。でも保健室は、お昼寝する場所じゃないから(笑)」
Aさんは、時々血の汚れを落とすために傷の周りをそっとこすってるんだけど、海人は話に夢中で気付かない。
「ゴシゴシしない」って約束してたのに(笑)。
看護師さんって…怖いな(笑)。
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みほ - あかりさん» 次のお話も楽しみに待ってます♪KINGちゃんの兄弟感が好きみたいですね〜！自分でも改めて感じました！でもあかりさんが書くお話が好きなので、あかりさんのペースで書きたいように楽しく書いていただけたらな〜って思います(*^^*) (2019年10月17日 4時) (
レス) id: bff9eb245d (このIDを非表示/違反報告)
あかり(プロフ) - みほさん» 改めて感想読ませて頂いて、幸せな気分に浸ってました♪みほさんは、KINGちゃんが大好きなんだなーって思いました(*^^*) (2019年10月16日 16時) (レス) id: 40fa5520f5 (このIDを非表示/違反報告)
あかり(プロフ) - みほさん» 私も6人の甘えたり、甘やかしたり…が好きです(o^^o)だからこそ、あまり甘えないイメージのメンバーのお話は、難しいです…。廉くん、かいちゃんは甘えんぼさんなイメージなので、書きやすいですが(*^^*) (2019年10月16日 0時) (レス) id: 40fa5520f5 (このIDを非表示/違反報告)
あかり(プロフ) - みほさん» みほさん(/ _ ; )朝みほさんのコメント見て、嬉しくて胸がいっぱいになりました(*^^*)その後もお話と照らし合わせて、もう一度コメントを読みました。こんなにたくさん上げて頂いて…！やっぱり次のお話頑張って書こう！って思いました♪ (2019年10月16日 0時) (レス) id: 40fa5520f5 (このIDを非表示/違反報告)
みほ - 甘えん坊になったり、お兄ちゃんになったり、みんなの兄弟感が私は大好きみたいです＼(^o^)／ (2019年10月15日 2時) (レス) id: bff9eb245d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あかり | 作成日時：2019年5月24日 20時
