9 ページ36
神宮寺Side
A「こんにちは。…神宮寺さん、どうしたんですか？」
Aさんはふんわり微笑んで、俺の前にしゃがむ。
さすがプロ。
一瞬顔を見てどっちが体調悪いかわかるんだ。
神宮寺「風邪っぽくて…熱も少しあって…あ、あと耳が痛くて…ここに行くように言われたんです」
説明下手か。
心配そうな目でじっと見つめられて、なぜか緊張してうまく話せない。
会えたらいいな、癒されたいなって思ってたのに。
A「そうなんですか、辛かったですね…」
神宮寺「いえ…」
強がりで首を横に振ると、Aさんは優しい笑顔になる。
A「神宮寺さんは我慢強いなぁ…。でも早く少しでも身体が楽になるようにしましょうね」
俺が頷くと、またニコッと笑って頷き返してくれて。
A「私、今日ずっとここにいるので、いつでも声掛けて下さいね」
そう言って診察室の中に戻っていった。
Aさんの笑顔と言葉は、俺の緊張や強がりや身体のしんどさをふんわり包み込んでくれて。
あぁ、今日はこの人に任せていいんだな、頼って甘えていいんだなと安心することができたんだ。
岸「すげぇ(笑)。会えてよかったな」
神宮寺「ん。…よかった」
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
耳鼻科の外来は思いの外とても混んでいて、しばらくして名前を呼ばれた。
A「神宮寺さん、どうぞ」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 386人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「King&Prince」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あかり(プロフ) - ぽよさん» もちろん私らしくしか書けないんですが、ぽよさんのご希望も取り入れたお話にしたいと思っているので、こうしてほしいとかあったらいつでも教えて下さいね(o^^o)「辛くて珍しく甘えたさんになる」っていうのはちゃんと覚えてます！ (2019年3月20日 23時) (
レス) id: 552cca0e3c (このIDを非表示/違反報告)
あかり(プロフ) - ぽよさん» ぽよさんーー！本当にお待たせしてすみません！神宮寺くんのお話が長くなるにつれて、ぽよさんごめんなさい…と思っていました(>_<)でも今のお話を書きながら、気分転換に次のお話を考えるのがいつものパターンなので、ざっくりと流れはできてる感じです(^ ^) (2019年3月20日 23時) (レス) id: 552cca0e3c (このIDを非表示/違反報告)
あかり(プロフ) - れもんてぃーさん» わぁ、早速ありがとうございます！どちらが好きと言われても嬉しいんですが笑、でも嬉しいです(*^^*)紫耀くんのお話も頑張って書きますね。 (2019年3月20日 21時) (レス) id: 552cca0e3c (このIDを非表示/違反報告)
れもんてぃー - じんくんのお話の方が好きですが、廉くんも可愛かったです！（≧∇≦） (2019年3月20日 21時) (レス) id: cb8a59094f (このIDを非表示/違反報告)
あかり(プロフ) - れもんてぃーさん» ありがとうございます！かわいかったですか？それならとても嬉しいです(*^^*)れもんてぃーさんは、廉くんとじんくんのお話どっちがお好みでしたか？よかったら教えて下さい(o^^o) (2019年3月20日 20時) (レス) id: 552cca0e3c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：あかり | 作成日時：2018年12月21日 9時
