ボールが30個 ページ31
ー翼sideー
翌日の昼休み、二人は職員室に斉藤コーチに入部届を出しに行った。
帰ってきた二人は無表情のままだったが周りに花が飛んでいたので、快く受け取ってもらえたのだろう。
放課後の部活の時間になった。
入部した一年生と、二、三年生の部員は互いに自己紹介をし、練習が始まった。
部活が終わって寮に帰り、食堂に行く為に階段を降りると、またもや白布君と川西君と遭遇した。
「二人も今からご飯？」
「おう。ていうか部活から帰ったばっかだからそりゃそうだろ」
「逆にこの二日間遭遇しなっかたほうが不思議だよな」
「あー。用事を片してから食べてたからかな」
「それは時間が合わないはずだわ」
食堂の中に入り、カウンターから厨房に話しかけた。
「静香さん、こんばんは」
「あら、翼ちゃん。今日は早いのね〜。あら、今日はお友達と一緒なの？」
「はい。二人は教室と部活が同じで」
「じゃあバレー部の子なのね。翼ちゃんは確か仮入部だったわよね？あと、四日かしら」
「そうですね」
「頑張って！私達、応援してるからね！」
「はい。いつもありがとうございます」
「はいどうぞ。話してる間に三人分できちゃったわね(笑)」
静香さんが笑いながら渡してくれた料理が乗ったお盆を受け取り席につき、話をしながら食べ始めた。
「お前、厨房の人たちと仲いいんだな」
「私も料理するために厨房借りたりしてたらいつの間にか」
「へー、借りることできるんだ」
「邪魔にならないような時間に借りてたら結構好印象だったみたい」
「そういえば」
白布君が思い出したようにきんぴらごぼうを食べながら話を変えた。
「白宮の方はどうだ？」
「確かに。俺たちは自分の意志で入部できたけど、白宮は監督たちが決めるんだもんな」
白布君の問に川西君が同調した。
「順調だよ」
「だろうな。今日ロードワーク参加するって聞いたときは驚いた」
「監督がマネージャーにも体力は必要だろうって言ってた」
「最後まで走りきったのか？」
「もちろん」
「すげーな。牛島さんと走った後に汗一つ掻いてないような顔でドリンク渡してたのかよ」
「そうゆうことになるね。そういえば言い忘れてたけど、二人とも入部おめでとう」
「「サンキュー」」
「そうだ。入部祝って言ったら何なんだけど、二人に食べてほしいものが―――」
「あれ白宮ちゃんじゃ〜ん」
私達が話していると、後ろから聞き覚えのある声が聞こえた。
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ゆん(プロフ) - おもしろくてすぐに読み終わりました(о´∀`о)続きが気になります😃更新頑張って下さい(*´∇｀*) (2022年5月26日 13時) (
レス) id: d0dd043faf (このIDを非表示/違反報告)
月夜(プロフ) - 緑黄さん» ありがとうございます！ここからは描きたい内容が沢山あるので、恐らくですが更新ペースは少しは早くなると思います！ (2021年6月6日 16時) (レス) id: df2dc32979 (このIDを非表示/違反報告)
緑黄 - 小説読ませてもらいました｡とっても面白いです!更新楽しみにしてます!頑張ってください！ (2021年6月2日 23時) (レス) id: ee53a7dc4c (このIDを非表示/違反報告)
月夜(プロフ) - 無気力なおバカさん» ありがとうございます！返信が遅くなって申し訳ございません！幼馴染の登場は結構先になってしまいますが、この先のお話ば沢山考えているので、ぜひ楽しみにしていてください！ (2021年5月23日 12時) (レス) id: df2dc32979 (このIDを非表示/違反報告)
無気力なおバカ - 面白いです！夢主ちゃんの幼なじみ、誰か気になる〜 更新頑張って下さい!! (2020年11月15日 22時) (レス) id: 9900cccf42 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月夜 | 作成日時：2020年5月24日 12時
