ボールが23個 ページ24
ー翼sideー
「―――という感じです」
説明し終えると、部員の人たちは納得したような、そうではないような微妙な顔をしていた。
まあ、マネージャー(仮)が一緒にロードワークをするってなかなかないですよね…
中学の頃もやったことなかったしな。
「ま、まあ、監督から許可とったならいいんじゃないか？」
「選手と一緒に走りたいなんて翼ちゃん物好きだね〜」
微妙な顔をしていた人の一人の山形さんとは反対に、天童さんは面白そうという顔をしている。
物好きって…。まあ、間違ってはないと思うけど…。
ちなみにスポドリの粉だけが入ったボトルはもう用意して、邪魔にならないように体育館の入り口の隅においてある。その横にはタオルもある。
瀬見さんがふと疑問があるような顔をした。
「というか、なんで若利に聞いたんだ？聞くなら普通主将じゃね？」
「ああ、それは白宮が俺と一緒に走りたいと言ってきたからだ」
牛島さんから爆弾発言が投下されて数秒。
「「はあ！？」」
周りの部員が一斉に叫んだ。
全員の目が牛島さんから私に向くのが分かった。
「白宮お前大丈夫か！？」
「若利が走るスピードはえーぞ！？」
周りから私を心配する声が聞こえる。
まあ、そうなりますよね。
「白宮が自分には運動部の男子と同じくらいの身体能力と体力があると言っていた」
「「(その運動部の男子の俺たちがついていけないんだけどな…)」」
今、牛島さん以外の部員の人たちの声が聞こえた気がしたんですが。
「おい、いつまでそこにいるんだ！さっさとロードワークに行ってこい！」
どこからか怒鳴り声が聞こえてきたと思ったら、少し遠くの方に体育館に向かう途中の鷲匠監督と斉藤コーチの姿があった。
私の説明で結構時間を使っていたらしい。
「白宮、お前分かってるな！へばる前に帰ってこい」
「はい」
「あと、記録ノート貸せ。少し見たい」
「体育館のステージの上においてあります」
「そうか。おまえら、さっさと行ってこい！」
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ゆん(プロフ) - おもしろくてすぐに読み終わりました(о´∀`о)続きが気になります😃更新頑張って下さい(*´∇｀*) (2022年5月26日 13時) (
レス) id: d0dd043faf (このIDを非表示/違反報告)
月夜(プロフ) - 緑黄さん» ありがとうございます！ここからは描きたい内容が沢山あるので、恐らくですが更新ペースは少しは早くなると思います！ (2021年6月6日 16時) (レス) id: df2dc32979 (このIDを非表示/違反報告)
緑黄 - 小説読ませてもらいました｡とっても面白いです!更新楽しみにしてます!頑張ってください！ (2021年6月2日 23時) (レス) id: ee53a7dc4c (このIDを非表示/違反報告)
月夜(プロフ) - 無気力なおバカさん» ありがとうございます！返信が遅くなって申し訳ございません！幼馴染の登場は結構先になってしまいますが、この先のお話ば沢山考えているので、ぜひ楽しみにしていてください！ (2021年5月23日 12時) (レス) id: df2dc32979 (このIDを非表示/違反報告)
無気力なおバカ - 面白いです！夢主ちゃんの幼なじみ、誰か気になる〜 更新頑張って下さい!! (2020年11月15日 22時) (レス) id: 9900cccf42 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月夜 | 作成日時：2020年5月24日 12時
