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『包帯代が……』ザ「……」 ページ10

レイ視線

ある日……朝起きてご飯が出来るとザックを起こしに行く。しかしすでにザックはいなかった。いつもならまだ寝ているはずなのに…

レ「もう…皆の所にいるのかな?」

リビングに行ってみるとザックだけいなかった。

キャ「あら?ザックは?いつも起こして来るじゃない?」

レ「部屋…誰もいなかった。此処に居るかと思ったんだけど…」

グ「だが…ザックが部屋のドアを開けた音は聞こえなかったぞ?」

確かに…私は結構早くから起きているが物音は全く聞こえなかった。神父様も早く起きているけど…

レ「じゃぁ私達が起きる前にすでに家から抜け出している?」

ダ「そうなるね…ん?でも僕昨日から寝てないな…それにずっと玄関前でいろいろしてたし…」

先生…玄関前で一体何をしていたの?いろいろって…?

エ「ダニーが何をしていたかは置いといて…窓とか開いてなかった?」

レ「開いてなかった。ザックが窓から出たなら閉める筈がない。」

ダ「訊いてくれなかった………あのザックの事だ…大丈夫だろ。」

そこで話は終わった。でも何日経ってもザックは帰ってこなかった。

グ「レイチェル、これを見ろ。」

神父様が差し出してきたのは新聞。まだ新しいモノだ。

レ「?…日本で…連続殺人が……大きな刃物で……これって…」

グ「多分、それの犯人はザックだろう。何故日本に居るのかは分からないが…レイチェル、行ってくれないか?」

ザック…このまま放っておくといつか此処の事もばれるだろうし犯人の素性もばれてしまう。

レ「行きます。一人で…」

エ「!?…ひ…一人!?そんな!!僕もいっ…」

ダ「君は一応行方不明扱いなんだよ!?それで素性がばれたら……」

レ「大丈夫。一回二日間だけ行ってみてそれからまた戻ってくるから…そのあと作戦立て直そ?」

そう言うと「二日間だけなら…」と皆了承してくれた。

次の日飛行機で日本に向かった。

『依頼ないなぁ…』→←『火傷の痕そんなに酷いのか?』ザ「さぁ?」



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作者名:門番 | 作成日時:2017年8月22日 23時

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