【文スト】横浜連続殺人事件【殺戮の天使】 (ページ9)

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『火傷の痕そんなに酷いのか？』ザ「さぁ？」ページ9

貴方視線

『うふふ…ほっぺたプニプニ～包帯外したらもっとプニプニなんだろうな～』

ザ「外さねぇぞ？」

私は仕事をしながら膝にザックを乗せてほっぺたをさわっている。ザックは最初は嫌がっていたが、今は諦めておとなしくしている。

敦「…あれ？そういえばまだ太宰さん来てませんね？」

国「は？……あんっの！！包帯無駄遣い装置！！」

ザ「！！」

ザックがその言葉に物凄く反応する。

『ザックじゃないよー…国木田！後一分後に来るよ！ドアの前でスタンバイしときな！』

国「わかりました！」

国木田は腕を鳴らしながらドアの前にたった。今から太宰の叫び声が…

ガチャッ

太「！？…国木田君！？君なんで……ぎゃぁぁぁぁぁぁぁ……」

ザ「うお…物騒なところだな…(汗)」

『これが此処の日常…太宰ぃ！自業自得だよぉ？』

太「ちょっ国木田君！！いたっ！ってAさんのせい！？あ！！あぁぁぁぁあぁあ！！」

『太宰！！仲間が増えてるよぉ？包帯のぉ！！』

ザ「あ！？俺の事か！！あんなヘラヘラした奴と一緒にすんな！！」

まぁザックはヘラヘラしてると言うより…なんと言うか…単純馬鹿なんだよねぇ…

太「ひ…酷いよぉ…って誰だい！その子！？Aさんの膝の上って…Aさん！！私の膝に！！」

『ﾀﾋね！！包帯無駄遣い装置！ザックはちゃぁんと理由があって包帯使っているんだ！！お前みたいに厨二病じゃ……ん？でも、火傷の痕位いいんじゃ…』

ザ「い・や・だ！！」

『はずそーよー！絶対可愛いからさぁ！』

ザ「はっ…外そうとすんな！！やめろ！！」

何故か無性に包帯を剥いでみたい。こういうのにはすごく興味が湧く。

昔は…人間の中身にも興味があった。その時の人間の反応。表情。声。全部に興味があった。実験対象ににするのは嬉しそうにしている奴。その時の絶望が見てみたかった。

『ザック～いいだろ？』

ザ「離せ！！」

いつ…

『いつ私の理性は壊れるのだろうね…(ﾎﾞｿｯ』←低い声

ザ「(ﾋﾞｸｯ」

その声はザックにしか聞こえていなかった。