『服……作るか…』 ページ7
貴方視線
家についた。とりあえずザック←(呼び捨ての方がしっくりくる。)に風呂に入るように言った。
『着替えはこっちで用意する。』
ザ「わぁった…」
スタスタと風呂場に行く。身長低いな…130�儖未�な？かわいいからいいけどねぇ！
服は…元々着てた服と同じ様なモノでいいよね？そっちの方が本人様もしっくりくるでしょ！さっそく服作りに取りかかる…
2分後…
出来た。早い？気のせいさ！
『ザック！此処に着替えと替えの包帯置いとくね！』
ザ「おー…」
次は、夕餉かな？もう夜中の１時だけど…ザックも腹減ってるだろ！
『っても…私基本的に作らないし食べないからなぁ…最後に食べたのって…新人君達の歓迎会の時かな？』
今作れる料理……カレーだな……
『カレー……』
何とかカレーは出来た。何とか…
ザ「あがったぞー」
『ご飯出来てるから食べていいよ！私は書類の整理しないと…』
ザ「ん…」
そして部屋に沈黙が流れる。私が書類を書く音とザックがカレーを食べる音しかしない。
ザ「なぁ…」
ザックがこの沈黙を打ち切るように話しかけてきた。
『どうした？』
ザ「お前なんで俺に優しくするんだ？」
『なんだ！そんなことかい？……んーそうだな…昔の私と多分同じ様な考えをしてるんだよね。ザックって…』
ザ「昔？」
『そ！私も昔は殺人鬼だった。』
ザ「！？」
昔…“たった”八年前話だけど…あの時は荒れてたなぁ…戸籍も無かったし…指名手配は何故かされてなかったけど…
『君はなんで殺すの？』
ザ「……人の楽しそうな顔とか嬉しそうな顔見ると殺したくなる。」
『やっぱり…私も昔はその考えだった。今も耐えるのに必死なんだけど…会社の同僚はこの事知らないんだ。社長と名探偵さんは知ってるけど…』
探偵社の中で私の本当の姿を知ってるのは社長と乱歩さんだけだ。マフィアだった経歴は私が抹消した。
ザ「ふーん…俺は耐えれねぇな…」
『そうかい…と言うかよくこんな重い鎌使って殺してたね…ま、今の姿じゃぁ無理だろうけど(笑)』
ザ「笑うな！！」
『国木田…説得…』ザ「説得？」→←『やーい！チービ！』ザ「ちびにちび言われたかねぇ！！」
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作者名：門番 | 作成日時：2017年8月22日 23時
