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お爺さんと殺人探偵 ページ22

「おはようございます。綾辻先生!」


「もう、昼過ぎなのだが……辻村君はそんなに寝坊助だったのか?」


「起きてました!!」



仲がいいのか悪いのか……だが、これを見ていると昔の事を思い出すな。



「で?その老人は?」


「あ!

えっと、この方は特務課の古株の森Aさんです。」


古株……?

まぁ、間違ってはいないが……


『綾辻君だね?たまにここに遊びに来る。よろしく。まぁ、お爺さんとでも呼んでくれ。辻村君もな。』

「え?は、はい。」

「…爺さんだな。辻村君と違ってセンスも良くて顔も良くて……良い紳士…か。」


「だぁれが「辻村君と違って」ですか!」



…何故だか綾辻君とは気が合いそうだな。



「……何故だか爺さんとは気が合いそうな気がする。」


『奇遇だな。儂もそう思っておった。』



儂と綾辻君は怪しい笑みを浮かべた。

それを見た辻村君の顔が青ざめる。



「ちょっ…嫌な予感しかしないんですけど!?」


ほう…こういうことに関しては勘が鋭いのか…まぁ、微妙な嫌がらせにはすぐには気づかないだろうな。

辻村君は案外鈍感だから。


「辻村君。珈琲を入れてくれ。砂糖は二つ。」


『儂も入れてもらおうかの。砂糖は一つ。』


「はいはい……」



「あと、茶菓子も用意してくれ。


向こうの部屋に或る服を用意してあるからそれを着てからで。」


「はい。わかりました。」



そう言って辻村君が隣の部屋へ………




「って!!なんですか、これ!?私はメイドじゃありません!!

ていうかなんでメイド服があるんですか!?」



メイド服……エリスが昔小さい鴎外に着せていた気がする……


今は立場が逆…か……




『辻村君は鈍感だなぁ…』



「鈍感じゃありません!!」

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とぅやとぅや - 梶井さんの孫感がえぐい (8月3日 13時) (レス) id: 51b3b76695 (このIDを非表示/違反報告)
門番(プロフ) - りこ猫さん» 続き……書けたら書いてみますね。今、ほぼネタ切れで( ̄▽ ̄;)最後まで見てくださってありがとうございました! (2018年4月8日 1時) (レス) id: 710d0192f8 (このIDを非表示/違反報告)
りこ猫(プロフ) - 完結おめでとうございます!なんか、最後生きてて、おぉ、と思いました!もしよかったら、続きを書いてみて貰いたいですね (2018年4月7日 23時) (レス) id: 2e4b322802 (このIDを非表示/違反報告)
門番(プロフ) - ゆきみだいふくさん» 最後まで読んで頂きありがとうございました!(*・ω・)*_ _)ペコリ (2018年4月7日 22時) (レス) id: 710d0192f8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきみだいふく(プロフ) - 完結おめでとうございます!これまで楽しく読ませて頂きました… (2018年4月7日 22時) (レス) id: 5f17ef063a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:門番 | 作成日時:2018年3月3日 23時

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