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やばい、やっぱりめちゃくちゃ緊張する
「何で正座してんねん」
「…ちょっと緊張しちゃって」
なんやそれ と言いながら私の隣に腰掛ける先輩
少しの沈黙が流れて、先輩が息を吸う音が聞こえた
「したい事が無いなら無理してデートとかせんでえんちゃう？」
「…え？」
こんなこと言われるとは思ってなかった
突然すぎて困惑というより、悲しい
価値観の違いはあって当然
だけど、いつも素っ気なかったり今みたいな発言を聞いちゃうとやっぱり…
私と一緒にいたくないんだって、私ばっかり好きなんだって思っちゃう
「…先輩は、何で私と付き合ったんですか？同情心からですか？」
「は？」
「いっつも素っ気ないし、これじゃ私が先輩に片想いしてた頃と全く同じです。いや、付き合う前より距離が離れた気がします」
隣にいる先輩の方を向けない
部屋に置かれた時計の秒針の音だけが響く
「…私は一緒にいるだけで幸せですけど、先輩はそうじゃないみたいだから」
「そういうことやない」
「私、自信ないです。先輩と付き合っていける自信…」
「なんやねん、それ」
「先輩モテるし、いい人選び放題だし、楽しくないなら別れればいいのにそうしないのって、」
「別れたくないからやろ。勝手に決めつけてベラベラ喋んな」
いつもより低いトーンでそう言われて心臓がドキッとする
何て言われるんだろうっていう恐怖から
「…だって、」
「誰が言うたん？楽しくないって。別れたいって」
顔をグイッて無理やり先輩の方を向かされる
けど、目見れない
「おい、こっち見ろ」
「…ムリです」
「こっちもな、我慢してんねん」
「…え？」
「人の気も知らんとよぉお家デートとか言うたなお前」
え？
どゆこと？
「お前が誘ったよーなもんやもんな。文句言うなよ」
「…え、え？待って、全然分かんない」
「今から分かる」
「えっ、ちょ、」
「うるさい」
永瀬先輩はやっぱりちょっとSで、でもとても優しい
勝手なこと言っちゃったかも知れないけど、ちゃんと想い合ってるって知れたからよかった
これから永瀬先輩はもっと甘々になればいいなと思います
………いや、どんな永瀬先輩でも素敵だからいいや
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終わり
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楓佳(プロフ) - きゅんきゅんをあざした。 (2020年3月13日 1時) (
レス) id: 21ed0b81cd (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - 番外編最高ですっ！！！！！続き読んでみたいです (2020年2月9日 16時) (レス) id: d19517d974 (このIDを非表示/違反報告)
とき。(プロフ) - ありすさん» ありがとうございます！お話考えてみますね^ ^ (2020年2月9日 0時) (レス) id: 4629781c4e (このIDを非表示/違反報告)
ありす(プロフ) - 完結おめでとうございます!まて番外編か続編かでラブラブな二人が読んでみたいです!ぜひともご検討お願いします! (2020年2月8日 23時) (レス) id: 951e96d6ae (このIDを非表示/違反報告)
とき。(プロフ) - 恵梨奈さん» 嬉しいです…ありがとうございます！！！ (2020年1月31日 21時) (レス) id: 4629781c4e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：とき。 | 作成日時：2020年1月13日 19時
