第43話 ページ43
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「永瀬せんぱーい…あれ、紫耀先輩は？」
「職員室」
私が来たっていうのに、ノールックでそう答える永瀬先輩
日誌書いてるかっこいい
「今日、一緒に帰りません？」
「ムリ」
…距離が全く縮まってない
解せん！！！
「お母さんとお話しできました？」
「…まぁぼちぼち」
そう言った永瀬先輩は表情ひとつ変えずに黙々と日誌を書き続ける
「…先輩は私が守ります！」
「はぁ？なんやねん急に」
「本気ですよ」
「…お前には無理やな」
私の顔を見て、やれやれ とでも言いたげにそう吐き捨てた
でも結構真面目です
椅子ごと永瀬先輩に近付くと、離れろ と言われた
離れるわけないけど
「先輩を傷付ける全てから守ります」
「セリフが臭いねん」
「自信があるんです！！！」
「うるさい」
「こんなに先輩のことを想って守るって言ってるのに！！」
「気持ちだけ貰っとくわ」
「なんで分かってくれないんっ、………………えっと、」
「しつこい」
一瞬にして思考が停止
状況理解には相当時間がかかったと思う
綺麗なお顔が視界に入り切らないくらい近くにあって
左頬に永瀬先輩の睫毛が、唇には永瀬先輩の唇が、一瞬だったけどたしかに触れた
「…どんなアホづらしてんねん」
「……だ、」
だって、誰が予想しましたか
「いま、先輩、」
「なに？」
そんな涼しい顔で…！！
あの、顔にマグマ付いてません？
めちゃくちゃ熱いんですけど
「え、ちょっと待って、頭が追い付いてないです」
「お前アホやからなぁ」
「あの、先輩、私のこといつから好きだったんですか！？」
「さぁ」
えぇ、めっちゃ大事なことだよね…？
でもとにかく嬉しい
叫びたい
死にそう
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楓佳(プロフ) - きゅんきゅんをあざした。 (2020年3月13日 1時) (
レス) id: 21ed0b81cd (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - 番外編最高ですっ！！！！！続き読んでみたいです (2020年2月9日 16時) (レス) id: d19517d974 (このIDを非表示/違反報告)
とき。(プロフ) - ありすさん» ありがとうございます！お話考えてみますね^ ^ (2020年2月9日 0時) (レス) id: 4629781c4e (このIDを非表示/違反報告)
ありす(プロフ) - 完結おめでとうございます!まて番外編か続編かでラブラブな二人が読んでみたいです!ぜひともご検討お願いします! (2020年2月8日 23時) (レス) id: 951e96d6ae (このIDを非表示/違反報告)
とき。(プロフ) - 恵梨奈さん» 嬉しいです…ありがとうございます！！！ (2020年1月31日 21時) (レス) id: 4629781c4e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：とき。 | 作成日時：2020年1月13日 19時
