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「ここって、薔薇咲いてたよな」
傘を片手に突然立ち止まるしげ。
急になにかと思えば、薔薇やって。
『そういえば…夏だったよね』
「おん、猛暑やったのに頑張って咲いてたやつ」
『覚えてるけど、さすがに冬までは厳しいか(笑)』
「でも薔薇の葉は残ってるで」
ほら と嬉しそうに指をさしたのは薔薇の葉っぱ。
私には薔薇の葉っぱなのか見分けつかないんだけど…
「A、」
『ん？』
「薔薇の葉の花言葉知ってるかー？」
『葉っぱにも花言葉あんの？』
「あるらしいよ」
『へぇ、何なん？』
「教えん」
『…なんやねん』
「お前が俺のこと好きになったら教えたる」
なぜかドヤ顔でそう言うしげ。
しげらしいっちゃしげらしい…かも。
すぐ側に落ちていた薔薇の葉っぱを1枚取って、私にくれた。
「そういうことやから」
『…どういうことやねん』
雨が降ると、気温よりも寒く冷たく感じる。
2人で、さむ〜 って言いながらちょっと急ぎ足で帰った。
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レモンスカッシュ(プロフ) - すごく良かったです。泣きました。できたら、おまけ、もっと欲しいです！何なら結婚までとか。何か、とき。さんの、好きです。 (2019年11月2日 11時) (
レス) id: a0ade725bb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：とき。 | 作成日時：2019年10月7日 17時
