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病院からの帰り道、
私の頭の中には玲於の笑顔が浮かんでいた。
信じられない、
信じたくない。
怖い、怖い、怖い、
玲「A？今帰り？？」
片手にビニール袋を持った玲於がいた。
なんで
どうして私が会いたい時にきてくれるの。
「うん。」
玲「どした？なんか病院で悪いことあった？」
普通に返事したつもりなのに、玲於にはわかっちゃうんだね。
あぁもうどうしよう
泣いちゃいそう。
「え？何にもなかったよ！疲れだろうって言ってた。」
玲「そ？なら良かった(^^)」
玲「なぁA、イルミネーション見に行かね？？」
イルミネーション？？
「いいけど、明日も仕事あるのに大丈夫なの？」
玲「最近デートできてないからさ。ね？」
嬉しい。
でもふとした時にお医者さんの言葉が浮かんでくる。
「うん！行きたい！」
忘れたいって思ってしまった。
腫瘍のことなんか忘れて、いっそ知らないままで死んでもいいって。
玲於が連れて行ってくれた場所はとても綺麗なのに、穴場なのか、私達だけだった。
「うわぁ！！すっごい綺麗だね！！」
玲「興奮しすぎ笑」
「興奮するよ！！だってなんか違う世界みたい！」
青色のイルミネーションが暗闇の中で光って幻想的で、もう本当に現実を忘れそうだった。
玲「A、」
玲於に呼ばれて振り返る
「ん？」
玲「大好きだよ。」
「、、…私も、大好きだよ」
照れたように笑う玲於。
その時思った。
玲於には笑っていてほしい。
玲於が持ってる夢を邪魔したくない。
悲しませるくらいなら、
忘れてもらいたい。
「ねぇ玲於、私がいなくても笑っててね。」
もし
私の記憶がなくなっても
私が死んでしまっても
夢を追い続けられるように、、
玲「なんだよそれ、Aいなくなんの？」
「え〜〜どうだろうね〜あ！お腹すいてきた〜」
なんだそれ
って笑ってる玲於。
その笑顔を少しでも覚えていられるように、
目に焼き付けた。
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さくら(プロフ) - 美心さん» ありがとうございます(^^)ゆっくりですが更新頑張ります！！！ (2018年12月16日 19時) (
レス) id: 70bfbae1ab (このIDを非表示/違反報告)
美心(プロフ) - すごい面白いです！更新楽しみにしてますね！ (2018年12月16日 14時) (レス) id: 949ed85d02 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さくら | 作成日時：2018年5月16日 23時
