語り ページ8
未夢side
私は風林火山と話していた。内容は……家族のことなんだけどね。
未夢｢お兄ちゃん…はさ、いつも……従兄弟から守ってくれてさ……サッカーだって一緒にしてくれて……剣道だって……お兄ちゃんがいなかったら……世界まで行けなかった……｣
風林火山『俺はあいつと未夢の事をずっと見てたから知ってる……世界まで行った時のあいつの顔……凄く嬉しそうで……』
未夢｢なのに……最高のプレゼントだよね。みんなが居なくなる……｣
風林火山『親戚の奴らがやったんだろ？』
未夢｢私はそう思ってる……私を絶望させたかったんだって。葬式の時笑ってたもん……許さない…風林火山……絶対に風林火山は居なくならないでよ？｣
風林火山『あぁ。分かってる。未夢の復習にも手を貸す。』
未夢｢ありがとう……風林火山……うぅ｣
風林火山『泣くな……泣いてても何も変わらない……そうだろ？』
未夢｢うん。｣
天馬｢未夢？どうかしたの……って……竹刀が！｣
未夢｢！？え、あ、……｣
風林火山『聞いていたとはな。』
天馬｢えっと……竹刀が！喋ったー！？！？｣
風林火山『そんな驚くなって、天馬』
天馬｢なんで俺の名前を？｣
風林火山『未夢からか聞いていた。』
天馬｢そっか！君の名前は？｣
風林火山『風林火山……』
天馬｢風林火山？よろしくな！｣
風林火山『あぁ』
天馬｢それと、なんで未夢泣いてたんだ？｣
未夢｢なんでもないです……｣
風林火山『未夢、こいつには言った方がいいと思うぞ……少しは楽になるかもしれない。』
未夢｢風林火山……わかった……｣
天馬｢ありがとう……｣
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：みゆきち | 作成日時：2018年12月31日 8時
