ナ ナ ワ ページ8
タンタンと階段を駆け上がる。
向かうは3年7組。そうクロダさんのクラスだ。
クロダさん、彼女いるのかな。
早鐘みたいな胸の鼓動は、急いでるせいにしよう。
廊下を曲がると、3-7の文字が見えた。
そして
「っ、クロダさん!」
誰かと喋っているクロダさんが見えた。
クロダさんと喋っていた人は空気を読んでくれたのか、別れを告げ、その場から離れる。
「あ、すみません!」
お喋りの邪魔だったかも、と思い、咄嗟に謝ると、その人は微笑み返してくれた。
「すみません、お時間いいですか?」
「えーと、まぁ」
視線が集まってきてるなぁ。
けど、好きだから、なんだっていいんだ。
「クロダさんって彼女いますか」
「…いねぇよ」
少し間を置いて、彼はそういった。
「そうですか」
多分、今の私、すごい嬉しい。
この「好き」を形にすることが出来るのだ。
体の強ばりも解ける。
ラッキーキャラ
凡人なカラオケ好きさん
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小雨(プロフ) - ホワイトカラーさん» ありがとうございます。嬉しい限りです。頑張って更新していきたいと思います。 (2018年2月11日 23時) (レス) id: 0628c4be08 (このIDを非表示/違反報告)
ホワイトカラー(プロフ) - 現実にありそうで現実にない告白とか、黒田さんも原作沿いでかっこいいです。更新を楽しみにします。 (2018年2月11日 23時) (レス) id: 02f484fb70 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:小雨 | 作成日時:2018年2月11日 21時