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一杯_意味 ページ2
私は今、だいぶ幸せ者だ。
楽しい職場に多くの友達、気になっている人もこんなに間近にいる。
あ「だいちさん。何時上がりですか?」
だ「もうちょっとで終わりかな。」
あ「んじゃ飲みに行きましょ。」
だ「Aちゃんって俺が酒弱いって知っててそうゆうこと言ってんの?」
あ「はい。」
だ「確信犯だったの!?ひどい。」
そう。多分、私はコロコロと表情を変えるこの優しい先輩のことが好きなんだと思う。
ふいにスマホが震えて通知を知らせる。
あ「帰る時教えてくださいね〜。」
と言って自分のデスクへと戻る。
あ「あっ、畑の動画更新された。」
ついに、毎日の日課になってしまった
畑の動画の視聴。
あ「先輩早く終わるといいな…。」
画面の中の友達の笑顔を見つめながら先輩の仕事終わりを待っていた
…だけなのに。
窓の外に見えたのはピンク色に揺れる
"その人"の髪だった。
あ「たなっち…?なんで。」
気づいた時には、もう先輩のことなんて
考えずに飲み物も飲みかけのまま
外へと飛び出していた。
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作者名:べ に た 。 | 作成日時:2019年11月10日 21時