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いっちゃんが差し出した携帯
その中には確かにあの美しい人が、移っていた
「え?!何でいっちゃんが写真持ってるの?」
樋「ほんとに、見間違えじゃないの?
本当にこの人なの?」
「え?うん、そうだけど…」
私がいっちゃんの言葉を肯定した瞬間、
彼女の顔は曇った
樋「…この人は辞めときな、悪いことは云わないから」
「ど、どういうこと?」
何で、応援してくれないんだろうか?
いっちゃんの嫌いな人だとか?
そんなことでは無い、と判っていた
ただ、私は想定しうる最悪の事実から
目を背けたかった
然し、其れはいっちゃんの一言で壊された
樋「だって、其の人、敵だよ?」
目の前が真っ暗になるとは、此の事だったのか
其れは、私が一番聞きたくなかった
樋「ポートマフィアは一度ひってしまえば抜けることは
難しいから、諦めた方がいいんじゃない?」
確かに、無理だけど
「いっちゃん、こういう気持ちが恋なんだね」
諦めたくない、けど、
貴方が笑ってくれれば、其れで幸せ。
貴方と会えなくたって、触れれなくたって、話せなくたっていい
そんなこと思わない
出会って、其れが幸せだった
恋を知った事が私の幸せだから
そうだ、出会えただけでも幸せなんだ
そう、恋を知った、
此れで私の恋は「終わり」
あぁ、この世界は残酷だ。
なんでこんなにも残酷なのだろう
何故、貴方は
私は
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作者名:寝不足 | 作成日時:2023年5月5日 13時