#25 ページ26
八乙女side
山「あー楽しかった！今日ありがとね、光くん！」
光「どういたしまして」
水族館からの帰り道。
山田を一人にするのがどうしても心配で、今は山田の家まで送る途中
俺の先をルンルンで歩いてる山田を見て思わず笑みがこぼれる
もうすでに辺りは真っ暗で昼間は暑いくらいだった気温も今は冷え込んでて寒い
家まで少しって所でたまたま目に入ってきた自動販売機
光「山田！ちょっとここで待ってて！」
山田にそう言って自動販売機まで走った
ガチャンっと缶が落ちてきて、それを取って山田の所に戻る
光「はい、これ」
山「え、俺に？」
光「うん、山田寒そうだし。これ飲んで温っためな？」
俺が差し出したココアを受け取ると、掌で包み込んだ
山「………あったかい」
光「風邪引かれても困るしな。お前が元気じゃないとみんな心配するから」
山「うん、ありがと」
山田は手にココアを持ったまま再び歩き出した
そしてあっという間に山田の家
山「送ってくれてありがと。」
光「あぁ、しっかり休めよ？」
山「………うん、じゃあおやすみ。」
光「…………おやすみ」
ガチャっと扉が閉まって、山田の家の前に1人でたたずむ
ホントはもうちょっと一緒にいたかったなんて。………言えないよな。
光「はぁ、帰るか」
山田の家の前を立ち去ろうと歩き出す。
すると、ガチャっと音がして
山「光くん！」
山田が家から飛び出してきた
光「山田？どうした？」
山「これ」
そう言って山田が俺に渡してきたのは
光「………ココア？」
小さなペットボトルに入ったココアだった
山「それ、さっき急いで作ってきた」
光「え？今作ったの？」
山「うん」
えっ早くね？
どんだけ急いで作ってきたんだよ
光「でも、なんで」
山「光くん、ココアくれたでしょ？そのお返し。光くんに風邪引かれちゃ、みんな心配するからね！」
俺が言ったことをほとんどそのまま言った山田に、思わず笑ってしまう
山「なんで笑ってんの？」
光「ううん笑何でもない。……ありがとな、山田」
ふわふわな頭を撫でると、いつもみたいにニコッと笑ってくれる
山「じゃあ、おやすみなさい！」
光「おやすみ」
山田が家の中に入っていったあと、山田の作ってくれたココアを1口飲んでみる
光「あま……」
山田がくれたホットココアは、まるで君のように甘くて、暖かかった
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涼奈(プロフ) - いちご涼華さん» 最後まで読んでいただきありがとうございました！ドキドキしていただけて本当に嬉しい限りです！最後まで涼華さんには助けていただきました。よろしければこれからも私の作品をどうぞよろしくお願いします！ (2017年7月18日 0時) (
レス) id: 9da4d952f7 (このIDを非表示/違反報告)
いちご涼華(プロフ) - これからも涼奈さんのファンでいさせてください！(笑)ずっと応援してます(｀・ω・´)！！更新無理せず頑張ってください！ (2017年7月18日 0時) (レス) id: 9237eab9a1 (このIDを非表示/違反報告)
いちご涼華(プロフ) - いつも長くなってすみません(´･ω･`; )薮ちゃんと知念くんが少し切なかったんですがみんなの思いが晴れてよかったし今回も本当に素敵なお話でした(*^^*)！本当にお疲れ様でした！新作もいまからゆっくり見に行きます(*≧∀≦*) (2017年7月18日 0時) (レス) id: 9237eab9a1 (このIDを非表示/違反報告)
いちご涼華(プロフ) - 涼奈さん完結おめでとうございます.+:｡ ヾ(◎´∀｀◎)ﾉ ｡:+.2人の思いが通じ合って本当によかったです(´；ω；`)終始ふたりの不器用な恋にドキドキしっぱなしでしたﾟ+.(*´pωq`)ﾟ+. (2017年7月18日 0時) (レス) id: 9237eab9a1 (このIDを非表示/違反報告)
涼奈(プロフ) - いちご涼華さん» ありがとうございます！ほんと書いていて2人が料理する姿を想像してしまいました(*´`)もう少しで完結してしまいますが、最後までよろしくお願いします！ (2017年7月11日 0時) (レス) id: 9da4d952f7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：涼奈 | 作成日時：2017年4月11日 23時
