とおあまりみっつ目 ページ14
noside
冬の寒さも厳しくなり恋人たちがクリスマスを祝う中、
そんな祝い事の日でもAは、せっせと働いていた
クリスマスをテーマにした菓子パンと和菓子、そしてカレーに合うパンを販売し出したのだ
特にカレーに合うパンは、好評で、とある女性のお客さん…立花いづみさんが気に入り、期間限定だったのが通常販売することになった
他の商品も人気で、午前中に2回、午後に2回焼かないとすぐにパンが無くなってしまうのだ
そんな忙しいある日、閉店間際のことだった
客足も引きやっと一息ついていた時
カランカラン!と店のドアが開いた
『いらっしゃいませ!』
そこには帽子を深く被りサングラスをした薄い灰色の長髪の男性と彼と同じく帽子を深く被りサングラスを掛けた短髪の男性が立っていた
「おお!流石ユキが目をつけたお店だね!内装がいい!」
「内装だけじゃなくて、パンと和菓子の味も好評らしいよ」
『…?』
「あー!噂の小学生店員さんだよ!ユキ!」
「へぇ。君か…」
『えっと…?あの…?どちら様でしょうか…?』
「「え」」
Aの言葉に驚く2人
「テレビで見たことない?」
『すみません…我が家にテレビは無いです…』
「「小学生の家にテレビがない!?」」←
あまりにびっくりしたのか2人は声を揃えた
『ラジオを聴くぐらいですよ?』
サラリと家庭事情を話すA
「今の小学生は凄いんだね…ユキ」
「そうだねモモ」
『?』
「俺の名前はモモ!で、こっちが相方の」
「ユキだ。2人でアイドルをやっている」
『あいどる…ですか?凄いですね!』
「今度、テレビ買ったら俺達の活躍みてよ!」
『…なるべく早く買えるように善処します…』
こうしてまた、『四季』の常連が増えたのだ。
〜大物アイドルとテレビ〜
(可愛い子だったねモモ)
(うん!また行こうよ!ユキ!)
(?どうした?今日はいつもより機嫌がいいな)
(りばーれって言うアイドルの方が来てくれたんだ!)
(!?)
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1.9 - やばい…。とっても面白いです!これからも頑張って下さい!応援してます! (2019年4月21日 19時) (レス) id: 47aa25969b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:にこん | 作成日時:2017年4月26日 21時