パン とおあまりふたつ目 ページ13
noside
秋も終に近づき、冬の足音が聞こえてきた
そんなある日、Aはパンの配達の帰りに前から行きたかったとある店に行ってみることにした
店の中に入れば可愛らしい内装で販売スペースの隣にカフェスペースがあった
(ふぁぁぁぁぁぁぁ!!?)←
あまりの可愛さに出入口で固まっていると
「いらっしゃいませ!お使いか?」
オレンジ色の髪をしたカッコイイお兄さん…和泉三月が出てきた
『へ、あ、いや違うんです!先日雑誌でこのお店の特集を見まして…内装とおやつが可愛らしかったので…』
彼がカッコイイせいか、少し頬を赤く染めそう慌てて答える彼女
彼から見たら可愛らしい妹に見えた←
「雑誌?もうそんなの読んでるのか!?」
『そんなの…?』
「兄さん、お客様がお困りになってますよ」
今度は彼の後ろから声がした
そこには黒髪で三月よりも身長の高い彼の弟の一織が少し呆れた顔で立っていた
「一織!だってこの子凄いんだぜ!この歳で雑誌読むって。」
「…兄がすみませんお客様。」
『へ?いや全然大丈夫ですよ?そう言われるのはよくあることなので』
少し笑いながら答えた
その後和泉兄弟と仲良くなり、1ヶ月に1回彼女は彼らの店を訪れるようになった
〜和泉兄弟と雑誌〜
(京にぃ!お土産だよ!)
(…お前…何で20駅先の店まで行ってんだ!)
(え、配達しに行ったのに怒られる!?)
(Aって妹みたいだな)
(そうですね可愛いですし)←
(え)
(あ)
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1.9 - やばい…。とっても面白いです!これからも頑張って下さい!応援してます! (2019年4月21日 19時) (レス) id: 47aa25969b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:にこん | 作成日時:2017年4月26日 21時