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ギョンちゃんは、あれから、複数の美術館を見て回れるミュージアムパスポートを事前購入しておいた方がいいとか、実はパリで1番スリをするのは、若い女性だとか、caféでお茶する時も携帯をテーブルに置いてはいけないとか、次から次への現地のお友達から得た情報を惜しみなく教えてくれた。
それからあっという間に1週間は経ってしまい
出発の朝を迎えた。
今までは、なんだかんだ誰かが同伴だったので、
2人っきりの旅行は、本当に久しぶりだなと思った。
アルムヌナから、出発直前まで何度も警告メールが
届いていて、夫の携帯は忙しなく鳴っていた。
KA：やれやれ…笑
そう一言いって、私を見て微笑んで手を繋ぎ、
こう言って、携帯をポケットにしまった。
KA：オウルボワール！
A：…それ、どう言う意味？
KA：フランス語で、またね〜的な？
A：いつの間に勉強したの？
KA：Aが寝てる間に…笑
行こっか？
と、少し得意げに微笑んだ後、私の手を引いて
搭乗ゲートへ歩いて向かった。
シャルル・ド・ゴール空港に着くと、さっそく
夫が仁川で切った携帯の電源を入れ、誰かに電話しはじめた。
KA：あ〜！よぼせよ〜！
どこか懐かしそうに笑顔を見せながら嬉しそうに話す姿を横目に、私は仁川からの荷物の確認をしている。
KA：あ〜うん〜そう…
あ〜でも、ヒョンがそっちじゃないってさ。
え…ちんちゃ？！
あ〜…うん…うん…
お！Aっ！！いごっ！！
A：え！？
急にそれだよ！それ！と言われ容量悪くキョロキョロする私の横にスッと来て、携帯を手にしたまま軽々と私のスーツケースを持ち上げた。
A：あ…ごめ…ん。ボーッとして…笑
そう言って、受け取ろうと手を伸ばすと
大丈夫！(けんちゃなよ！)と口パクで言って、笑顔でアイコンタクトをした後、そっと横にスーツケースを置き、また、携帯で話しはじめた。
暫くして、ジョンイナのスーツケースも届き
やっとゲートを出た頃、夫の電話もひと段落して一緒に切れた様だった。
KA：さて、行こっか？
あれ？コーディネーター来てない？
A：…どんな人？
KA：さぁ…初めて会うから、俺も知らないんだけど…おじいちゃん？らしい…
そう言って、携帯でまたなにかを検索しはじめた時、
遠くで声がした
？：キムさーーん！！こっちこっち！！
KA：おぉ…マジか。本当におじいちゃんじゃん…笑
そう言った先で手を振るのは、ロマンスグレーの溌剌としたおじいさんだった。
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ミミ - 続きは書けそうですか？楽しみにしてます！ (2021年12月27日 23時) (
レス) id: 464b7318d1 (このIDを非表示/違反報告)
mimi(プロフ) - はからずもがな、niniのupdateとかぶった。 (2021年11月22日 8時) (レス) id: e5ab85c6c5 (このIDを非表示/違反報告)
キキ - 続き楽しみです。待ってます。 (2021年3月18日 20時) (レス) id: 464b7318d1 (このIDを非表示/違反報告)
mimi(プロフ) - みなさん、お久しぶりです。いつも応援ありがとう！嬉しいなぁ。 (2021年2月25日 5時) (レス) id: e5ab85c6c5 (このIDを非表示/違反報告)
りさ(プロフ) - mimiたん、おかえりなさい^_^待ってました。 (2021年2月13日 14時) (レス) id: e37315a1dd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mimi | 作成日時：2021年1月18日 20時
