押してダメなら (ページ14)

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そんな事を考えながら1人歩いていると

前方に輝きを放った北斗くん発見！！！

イヤホンを急いで外して追いかけようとした所で思い出す

今日から話しかけちゃだめなんだった

うう、、やっぱり苦しいかも

なにこれ

好きな人がいるのに話しかけられないんだよ？？
　

あまりにも拷問すぎる！！

しょぼくれながら大人しく話しかけるのを諦めてとぼとぼ歩く

「あれ？Aじゃん」

『あ、慎ちゃんだ、おはよ』

後ろから声をかけてきたのは幼馴染の慎ちゃん
　

「Aがひとりで歩いてんの珍しくね？」

『いっつも北斗くんにくっついてたからね、、』

「あっ、あそこに北斗いんじゃん」
　

そう呟いた後にばかでか声量で北斗ー！！！なんて叫ばれる

もちろんその声は少し前を歩く彼に届くわけで

振り返った北斗くんとバッチリ目があう

けど、まあ私なんかに構うことなく

さらっと手を振ってまた前を向く北斗くん

あっぶな〜〜

急いで目逸らしたからセーフだよね？？

『ちょっと慎ちゃんだめだってば！！』

「え？はやく北斗んとこ行こーぜ」

そうだった、あれはじゅったんとみことちゃんとの

計画でまだ慎ちゃんは知らないんだった

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