押してダメなら (ページ12)

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『うう、押してダメなら引いてみろでしょ、、、』

あのいくつもの女の子を落としてきた

キラキラスマイルで大きく頷くじゅったん

「確かにそれありかも」

なんてみことちゃんも賛同してるけどさあ、、

『いや、それはよく聞くけど引ける自信ないし
引いたらすぐさま忘れ去られそうなんだけど』

あはは、、自分で言ってて悲しくなるな

でもほんとに北斗くんはきっと

私のことを鬱陶しいくらいに思ってそうだから

引いたところで静かな日常が帰ってきたって

私のことは無かったことになって

そのまま終わりそうなんだけど？？

「でもやる価値はあるっしょ」

『ん〜、でも具体的になにすればいいの？』

「まずはあれだな、Aから話しかけない！」

『え！だめなの！』

「え！じゃない！
あとはなるべくすれ違わない！好きとか言わない！」」

『え、拷問？』

「そうすれば北斗も嫌でもAの事意識するんじゃね？」

嫌でもっていうのはちょっと気に障るけど

確かにじゅったんの言ってることも一理ある

でもほんとにできるのか？白咲A、、

いや少しのチャンスに賭けるしかない！！

『よし、じゅったん！みことちゃん！私がんばる
この作戦で北斗くんゲットだぜー！』

「北斗はいつからポケモンなんだよ」

なんて突っ込まれたけど帰り道に

明日から頑張れよってクレープ買ってくれちゃうあたり

なんだかんだじゅったんはやさしくて憎めない

私には？なんてわがまま言ってるみことちゃんにも

買ってあげてたチャラ男兼優男なんです

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