届かなかった想い (ページ20)

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おまけ2 ページ20

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「それふたりで行く気？」

『来たいならどうぞ？』

「おれが男と2人でごはんに行かせると思う？」

『北斗、妬いてる？』

「ほんとはA樹のこと好きなのかなって
思ってた自分もいたんだよね」

「ここに来る時も確信なくて
今日の反応見てるとそれもありえるななんて」

実際不安だったなんて呟く北斗はほんとに子犬みたいで

どこまでもずるい、かっこいい、かわいい

北斗ってこういうタイプだったの？

クールで人に執着しないタイプだと思ってたから

これは危険かも

あんなに近くにいたのにまだまだ知らない一面があって

なんか新しい発見が嬉しい

『ちょっと、このタイプの北斗は想定外すぎて
抜け出せなくなりそう』
　

そう呟けば
　

「そのまま俺から抜け出せなくなればいいのに」

なんてまた距離を詰めてくるから

もう好きがあふれて心臓がもたないよ

北斗も同じ気持ちだったらいいな

そう柄にもなく思った深夜3時

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