届かなかった想い (ページ14)

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「、、もう終わったと思ってた」

俯いたままそう呟く北斗

顔がよく見えなくて表情が汲み取れないけど

暗い表情なんだろうな

「あの日、Aに伝えるには今日しかないと思って
Aのカバンのポッケに入れたんだ
気付いてもらえるようにわかりやすく入れたはずだった」

「だから気づかないなんてありえないと思って
Aに振られた、終わったんだって思ってた」

そんなこと今までなにも知らなかった

、、つまり両思いだったってこと？

なのに、、

そんなの過去の自分が憎くてしょうがない

『、、ほんとにごめんなさい、、

わたし気づかなくて』

「A聞いてた？俺カバンに入れたの
でもそのメモはどこからでてきた？」

『、、卒アル』

「ここに来る時さユナにAと話してくるって言ったんだ
そしたらまたAなの？って」

「なんかおかしいなと思って問い詰めたらさ
卒業式の日俺がカバンに入れるところを見て
卒アルに咄嗟に隠したんだって」

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