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"話があるから屋上で待ってる"





読み返すたびに高校時代の思い出が蘇ってきて


頬を伝う涙が止まらない






これをちゃんと卒業式の日に気づけてたら?



逃げずに自分から気持ちを伝えていたら?




後悔してもしょうがないのに

そんな思いばかりが頭をめぐる





来週会う予定だったけどそんなの待てず北斗に電話をかける




「Aなんかあった?」


『っごめん、あの日のこと知りたくて』


「、、、A泣いてる?」




泣くのバレないように頑張ったつもりだったんだけどなあ


どうせなら見抜かないでよ、気づかないでよ



、、、もっと好きになるだけなのに





「あの日って、、卒業式の日のこと?」



『今さらになって見つけたの
これ、書いたの(北斗)だよね』


「、、、今から行く」


『でも、もう遅いから』


「ごめん、俺が会って話したい
すぐ行くから」





そう残して切られる電話







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作者名:きぬ | 作成日時:2023年8月16日 22時

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